2004-11-24 第161回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
それにあおられて日本がこれに加盟するということになったわけですが、二十一世紀に入りまして、中国のASEAN接近が極めて急なるものがあります。それで、特にASEANプラス3、ASEANと日中韓及びASEANプラス1、つまりASEANプラス中国という枠組みでこの東アジアの一種の安全保障とあれを考えるということですね。 問題は、ここで、日本それから台湾が、ここが非常に不安定要素として残ります。
それにあおられて日本がこれに加盟するということになったわけですが、二十一世紀に入りまして、中国のASEAN接近が極めて急なるものがあります。それで、特にASEANプラス3、ASEANと日中韓及びASEANプラス1、つまりASEANプラス中国という枠組みでこの東アジアの一種の安全保障とあれを考えるということですね。 問題は、ここで、日本それから台湾が、ここが非常に不安定要素として残ります。
そこで私は、ECも含めて先進諸国がこのようにASEANに非常に接近をしているということは、ASEANのいわゆる経済市場に大きな魅力を持っているから、そういうふうにASEAN接近を図っておる、こういうふうに考えるわけでありますけれども、外務省としてはいかがでございますか、そのように受けとめをしていらっしゃいますか。
とりわけアメリカ、ECのASEAN接近は一体何なのか、こういうことなんですよ。私があえて、それはASEANの二億五千万人という人口もさることながら、そこにある経済市場に魅力を感じて接近をしているのではないだろうか、そうだろうということを尋ねているのですから、それに対してお答えをいただかなければいけない。
また、インドシナ三国は日本のASEAN接近に警戒心を持っているはずですから、したがって、中国をも含めたアジア外交全体に対する基本的態度を明らかにしておかなくてはなりません。 これらが福田総理出発前になさるべき最も重要な旅行準備であると私は思うのであります。