2014-11-07 第187回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
少しまだ時間がありますので、簡単に一問だけ質問させていただきますと、ASAT、アンタイサテライト、つまり、衛星破壊であったりとか、あるいは衛星の機能を喪失させる、そういった行為、これをどうやって規制するかということですが、今、宇宙の軍事利用といってもなかなか、ASATをどういうふうに我が国は取り組んでいくかについて、最後、質問させていただければと思います。
少しまだ時間がありますので、簡単に一問だけ質問させていただきますと、ASAT、アンタイサテライト、つまり、衛星破壊であったりとか、あるいは衛星の機能を喪失させる、そういった行為、これをどうやって規制するかということですが、今、宇宙の軍事利用といってもなかなか、ASATをどういうふうに我が国は取り組んでいくかについて、最後、質問させていただければと思います。
二〇一二年、日本は、EUが提案します衛星衝突及びスペースデブリのリスク軽減、ASAT実験及びその行為の抑制などに関する、宇宙活動に関する国際行動規範の作成に向けた議論に積極的に参加をすると表明いたしました。この行動規範に関する多国間会合に参加し、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナムなどのASEAN諸国に対しても議論に参加するよう促しています。
我が国の防衛にかかわる衛星に対して、ASAT兵器による攻撃が察知された場合、これを防衛する手段にはどのようなものが考えられるか、教えてください。
現在、我が国は世界において全く軍事を志向しない宇宙開発に取り組んでいる唯一の国であり、SDI、戦略防衛構想を初め、敵国の衛星を破壊するASAT、衛星破壊兵器や、ICBM、大陸間弾道弾を迎撃するBMD、弾道ミサイル防衛システムなど、軍事利用が強力に進められようとしている今こそ、平和目的に限るとした宇宙開発の原点を厳格に守り、今後とも宇宙の平和利用分野において積極的な活動を果たし、世界に貢献すべきであります
しかしアメリカもまた言い方がありまして、エドワード・テラーなどが言っておりますけれども、ASAT、人工衛星攻撃兵器にしても、ソビエトも地上配備のABMを含めて二十年ぐらい実験しているじゃないか、ソビエトもやっているじゃないかという主張もアメリカ側にあります。
また、BMDに関する技術というものが、もう一つASAT、対衛星攻撃の技術に通ずるものであります。その兵器として使われるならば、これは明らかに攻撃的な兵器ということになるわけであります。 いずれにしても、とにかく軍事研究というものには、これは必ず秘密保持というものがつきまとってくるわけであります。完全に公開された軍事研究などというものはこれまでに存在したことがございません。
これについては、例えば米国では積極防御という観点から、防御しようとする重要軍事衛星の周囲に多くの小型ミサイルを搭載したASAT兵器、迎撃の衛星を配置するという積極防御の衛星防衛構想があるわけでありますけれども、ただいまの御答弁からいたしますと、当然こういった積極防御の考え方、これは否定されるわけですね。
今、アメリカは大陸間弾道弾ばかりじゃなくて、中射程のINF的な防御システムにもしようとして、例えば極東地域のSS20にも有効性を発揮するSDIシステム、この場合にはシステムの一環をなすASAT兵器の配備という問題になってくるんだが、既にこれについてはアメリカ国防総省の見解として、ワシントン・ポストが昨年十月二十三日に、宇宙兵器ないしASAT兵器が同盟国に配備される方針を国防総省が明らかにし、日本あるいは
○政府委員(小和田恒君) 理論的な御質問としてお尋ねになっているんだろうと思いますが、御承知のとおり、ASATとSDIでアメリカが構想しているものとは必ずしも同じではないというふうに私ども承知しておりますが、またASAT兵器というものが具体的に核兵器であるのか非核兵器であるのか、そういう問題もございますので、さっきからお答えしていることを繰り返すより仕方がないと思います。
したがいまして、私これから申し上げますことは、専らアメリカが発表しておりますことその他もろもろの公開情報等に基づきまして、私どもが得ております知識というものをごく簡単に申し上げたいと思いますが、一つはこれはSDIそのものとは直接関係ございませんが、ソ連が一般的に衛星攻撃兵器、すなわち委員御指摘のようなASAT、これにつきましてはもう既に過去十年ぐらいにわたりまして開発を行い、またある程度限定的に実戦運用可能
そのための兵器体系、種々の探知、追跡、それから実際に弾道ミサイルを破壊する兵器、そういう各種の兵器体系を全部総称してそういうものを研究するという構想でございまして、他方におきましてASATと名づけられております対衛星攻撃兵器、これとは全く別個のものでございます。