2010-02-10 第174回国会 参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会 第1号
これに対して伝統的なグループとして、第二番目のグループとして、AOSISと呼ばれる、A、O、S、I、Sと書いていわゆる小島嶼国連合というふうに呼んでいますけれども、太平洋の小さな島国であるツバルであるとかフィジーであるとか、そういったような国々から構成される国々であります。この国々というのはやっぱり気候変動の大きな影響を受けますので、最も先鋭的な立場を主張してまいります。
これに対して伝統的なグループとして、第二番目のグループとして、AOSISと呼ばれる、A、O、S、I、Sと書いていわゆる小島嶼国連合というふうに呼んでいますけれども、太平洋の小さな島国であるツバルであるとかフィジーであるとか、そういったような国々から構成される国々であります。この国々というのはやっぱり気候変動の大きな影響を受けますので、最も先鋭的な立場を主張してまいります。
そして、先週行われたタイでの初めての気候変動の条約の下におけるAWGでは、AOSISは、IPCCのこの四次報告はもう既に古くなっていて、そして三五〇ppm以上にしてはならないというような科学的知見が既に今、最新の情報として出ているということを繰り返しどの国も、AOSIS及びSIDSと言われている小島嶼国が言っておりました。
それと、ちょっと追加なんですけれども、先週のタイで行われたバンコクの会議で、ツバルとかAOSISの国が非常に注目すべき提案をしていて、それは、国別目標を決めますね、そのときの国別排出枠をオークション方式にしたらどうかということを言っていました。
実際に私もそういう話を聞いたり、先週タイでAOSISの国の人たちが、次から次へとどんなに大変かという話を耳にするにつけて、やはりすごくその被害というか、緊急性を感じるということがあると思うんですけれども、これは私たちにとっても課題です。 それから、技術移転が行われていないという話ですけれども、これは、条約の下での技術移転が行われていないというのが途上国の最大の不満なんですね。
また、開発途上国の中におきましても産油国とそれ以外の国、それからまた温暖化によって海面が上昇して自分の国が沈むおそれのある小島嘆国、AOSISというような国々の立場の相違もそれぞれございますし、また先進国の中でも、アメリカ、カナダ、オーストラリア等々とEUグループとの相違等もございました。そういうことで、合意形成が非常に難しい課題だなということも認識してまいりました。
一メートル海面が上昇すれば、島嶼国の中には居住不可能となるところもあらわれ、数千万人が住むところを失ってしまう、このようなことが言われているわけですけれども、昨年十一月の世界気候会議では、太平洋、インド洋、カリブ海など島国十四カ国がAOSIS、小さな島嶼国同盟を結成して、IPCCの報告書の結果を非常に重視して六項目のことを求めております。
○竹村泰子君 こうした対症療法をしてくださるのは大変結構なんですが、対症療法的な対策のための援助のみではなく、温暖化の影響の中で海面の上昇は一部でしかないこと、また、先ほど申し上げましたAOSISの国々が第一に先進国のとるべき責任として挙げているのは、これまで、現在、そして今後もしばらくは温暖化のほとんどに責任を持つ先進国が果たすべき役割、つまり温暖化を防止すること、すなわちCO2の大幅削減、つまり