1994-12-01 第131回国会 衆議院 厚生委員会 第10号
なお、これらの健康影響調査に加えて、ABCC時代より最も力が注がれてきた研究の一つが被爆者一人一人の被曝放射線量の推定であります。そのためには、いろいろな物理学的方法と生物学的方法が実施されてきましたが、その結果得られた信頼度の高い被曝線量推定値に基づいて健康影響の程度を解析しているのが私どものデータの特徴であります。
なお、これらの健康影響調査に加えて、ABCC時代より最も力が注がれてきた研究の一つが被爆者一人一人の被曝放射線量の推定であります。そのためには、いろいろな物理学的方法と生物学的方法が実施されてきましたが、その結果得られた信頼度の高い被曝線量推定値に基づいて健康影響の程度を解析しているのが私どものデータの特徴であります。
それから、放影研がいままでABCC時代からずっとやってまいりました調査の中で特徴的なのは、私は疫学的な調査だと思うのです。被爆者と非被爆者を対比いたしまして、原爆作用を一定の想定をされるのだと思うのですが、どういう影響を及ぼしているかということを統計的に研究される、こう思うのですね。
したがって、疑わしい場合でも政策の対象にするということで今日までいろいろと原爆二法で努力をいたしましたし、そして今度は援護法ということになりますと、国家補償ということになりますと、もう少し別な観点でこれを整理する必要があるというわけですから、いままでABCC時代から放影研時代、お述べになりました経過をたどりまして調査研究が累積をされておるわけですから、このことを唯一の被爆国である日本として被爆国の立場
それから、放影研の玉木先生に重ねてお伺いいたしますが、広島、長崎でABCC時代から、特に戦争直後は疫学的な調査のために死体解剖をたくさんされておるわけですね。その死体解剖は何体ぐらいされましたか。そして、それは現在それぞれのところに保管をしてあるか、あるいは不必要なものは処分されたかということだと思うのですが、どうなっておりますか、簡単にお答えいただきたい。
○政府委員(松浦十四郎君) その心の問題で不安を除くということでございますが、これはもう先生御承知かと思いますけれども、いわゆる放射線影響研究所を中心にいたしまして、この放射線の影響というのをずっとABCC時代から三十年以上続けておるわけでございまして、これにつきましては私どもいまでも非常に力を入れて研究を促進させておるわけでございます。
そういうことで、いろいろな研究が行われているわけでございますが、特に、ただいま先生御指摘いただきました二世への影響という問題でございますが、これは放射線影響研究所が、前のいわゆるABCC時代からずっと、そういうことについて研究をいたしております。 一つは、原爆被爆者のお子さんの死亡調査でございます。
○浜本万三君 そうすと、はっきりした方針がまだ未確定でございますが、切りかえは公務員のこの給与というものを対象にされておるらしいんですが、いわゆる戦略的目標はまだ決まってないということなんで、早急にひとつ労使間で決定をしていただくように、またそのアドバイスをできるだけ既存のABCC時代の給与の既得権を守りながら、いい方向に進めてもらうように指導をしてもらいたいと思います。
○政府委員(佐分利輝彦君) 放射線影響研究所の職員の給与につきましては、旧ABCC時代の給与水準を保証する、保証しながら公務員並みの給与体系に切りかえる作業を進めております。したがって、五十年度はまずその前段階といたしまして、いろいろな手当の一部の統廃合などを行ったところでございます。
研究の成果を秘密にしておったと言っておりますけれども、ABCC時代から広島の医師会にはその研究の結果が全部記載されておったわけでありますから、そういうふうな誤解に基づいて非常に不評判であったわけであります。またモルモット扱いするというのも、アメリカ人の性格と日本人の性格との国民性の差というものもありましょうから、そういう面からも多分に誤解を生じておったと思うわけでございます。