1947-08-18 第1回国会 衆議院 政党法及び選挙法に関する特別委員会 第8号
七、八の入黨脱黨の問題でありまするが、私考えますのに特に脱黨者に對しましては、もちろん脱黨は自由として差支えないのでありまするが、脱黨後の政治行動について十分の注意を拂う必要があるのではなからうか、脱黨いたしましてただちに他の政黨にいわゆるくらがえをいたすような事例をたびたび見受けるのでございますが、今日までにおきましては、これも大して世間がその方の行動を怪しまずにおりまするが、しかしわれわれはかような
七、八の入黨脱黨の問題でありまするが、私考えますのに特に脱黨者に對しましては、もちろん脱黨は自由として差支えないのでありまするが、脱黨後の政治行動について十分の注意を拂う必要があるのではなからうか、脱黨いたしましてただちに他の政黨にいわゆるくらがえをいたすような事例をたびたび見受けるのでございますが、今日までにおきましては、これも大して世間がその方の行動を怪しまずにおりまするが、しかしわれわれはかような
日本の政黨史を繙いてみますと、入黨脱黨の連續史と申してもよろしいのであります。既成政黨が主義主張の爭いでなくて、ただボスによるところの繩張爭いでいかに入黨脱黨が相次いでわが國の政治を混亂させたかということは、日本の政治史の惡い半面を代表しておるところの一番大きな問題であります。