1975-06-25 第75回国会 衆議院 決算委員会 第16号
しかし、今回の原子核研究所の場合は、確かにこの資金を私的目的に充てたのではないかという疑惑が持たれておりますし、ただいまのお話にはなかったのですが、新聞紙上で報ずるところによりますと、宇宙航空研究所の場合は、某助手が十年間で二千万円にも上る謝礼を受け取っている、さらに、その監督の立場にある教官が数百万円の黙認料を取っていたと報道されておるのであります。
しかし、今回の原子核研究所の場合は、確かにこの資金を私的目的に充てたのではないかという疑惑が持たれておりますし、ただいまのお話にはなかったのですが、新聞紙上で報ずるところによりますと、宇宙航空研究所の場合は、某助手が十年間で二千万円にも上る謝礼を受け取っている、さらに、その監督の立場にある教官が数百万円の黙認料を取っていたと報道されておるのであります。
なお新聞には幹部のもみ消し料とかいう記事もございますが、この事件に関係して、これをもみ消すために云々とかいう……(「黙認料だよ」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。これらの点は私どもの調査いたしました限りにおきましては、ただいまのところございません。 なおこれに関連いたしまして、その報道にはございませんが、やはり部隊内の某幹部が部隊関係の業者から数回にわたりまして金をもらつておる事実がございます。
白昼堂々と、この米のないときに、しかも風水害並びに冷害によつて米の非常にない、供出米を出し切らぬときに、隊員が門の外に米を投げ出して、門衛がこれを黙認して黙認料をもらう。それをいいことに使つたのならまだいいが、芸者買いなどに行つて浪費をしておる。よく考えてください。もし今日この師走に困つて食うに食われず、米を一升盗んでも懲役に行かなければならぬのです。
関係者たちはこんどの事件につき「これはほんの氷山の一角だ」ともらしており」また見出しをかえまして「黙認料とる悪徳幹部」と出ておる。しからば今度の三十数名の不祥事件者だけを処分してこの事件が済むかどうか。この点において、ほんとうに国費を使つておる保安隊員は国のために働かねばならぬと思われる長官ならば、何とかこのままに済まして、今後またMSAの援助があるから増強するなどと言うても国民は乗りません。