2003-03-19 第156回国会 衆議院 外務委員会 第3号
そうでなければ、言うこと聞かないから、独裁者だからといってやれば、今度は、もう稼働中の黒鉛原子炉でも破壊されたら、それはチェルノブイリなんかでは済まないわけですよ。 ですから、そういうことに関して、この単独行動主義の枠組みが今度の北朝鮮に使われることを是認されるんですか。外務大臣、私は最後の質問をもって、それで終わります。いかがですか。
そうでなければ、言うこと聞かないから、独裁者だからといってやれば、今度は、もう稼働中の黒鉛原子炉でも破壊されたら、それはチェルノブイリなんかでは済まないわけですよ。 ですから、そういうことに関して、この単独行動主義の枠組みが今度の北朝鮮に使われることを是認されるんですか。外務大臣、私は最後の質問をもって、それで終わります。いかがですか。
したがって、この米朝合意はただ単に黒鉛原子炉を軽水炉に取りかえるということにとどまらず、例えば米朝の関係というものでも事務所の交換をしようということがございました。これも明らかに中が見えるようになってくることの一つの手がかりであると同時に、南北の対話の促進ということも米朝合意の中に書き込んであるわけです。
この間、一つ心配しておりますのは、北朝鮮側が仮に今凍結しております五メガワットの黒鉛原子炉に燃料を再装荷いたしますとこれは米朝合意の違反になりますものですから、そこは全く新たな局面に入ってしまうわけでございますけれども、そういう行動に出ないで、もう一度ガルーチ大使、姜錫柱次官の間の協議をめぐって、軽水炉の型、具体的に言えば韓国炉か否か、あるいは韓国がそのプロジェクトについてどれくらい中心的な役割を果
エネルギー事情から見ますれば、まさに北朝鮮は黒鉛原子炉を中心に相当中長期にわたってエネルギー供給をしていく計画を立てていたのを今凍結しているわけでございますし、エネルギー供給の話が北朝鮮経済にとって非常にかぎとなる分野であるということは、これは明らかなように思われる次第でございます。
実は、でき上がった時点で引き渡すときに、北朝鮮がそれまで凍結しているところの黒鉛原子炉とか再処理施設とか全部破壊す るという最後の詰めの大変重要な部分が生ずるわけでございます。それ以降についてはまだ全部詰め切ってない部分もあるという印象でございますけれども、いずれにいたしましても、これから供給取り決めという契約みたいなもの、文書を詰める段階である程度明らかにしていくのだろうということでございます。
それから全体の、先生パッケージと言われましたけれども、要するに核疑惑を晴らし、それから非常に重要なポイントは、プルトニウムを大量に産出する黒鉛原子炉を凍結し、行く行くは廃棄するという取引と申しますか、合意でございますが、これはいわゆるODAで日本がやっている種類のプロジェクトとは性質が違うのではないかという気がいたしております。
軽水炉を黒鉛原子炉を廃棄する代償としてつくるというのは、非常に早くから出ていたアイデアでございます。
また、今御質問にございました今後我が国としての立場、対応という点につきましては、北朝鮮が有しております黒鉛原子炉を軽水炉に転換する支援につきましては、我が国としても、北朝鮮の核兵器開発問題の解決のために、今回の合意のもとに原子炉等の安全性なども確認しつつ、米国、韓国、それからG7、関係諸国とともにこの軽水炉転換のための国際的な支援の枠組みに参加して、応分の協力を行っていきたいと考えております。
いずれにいたしましても、非常に早い段階からこのプロジェクトを動かす一方、北朝鮮の側は現存の黒鉛原子炉を全部あるいは再処理施設を凍結するというのがスタートラインから動き出す早い段階での一連の作業でございます。
○野間赳君 この合意では、北朝鮮への軽水炉計画の提供、資金調達のため、米国の主導のもとでコンソーシアムの支援対象として、黒鉛原子炉の軽水炉への転換、その間の代替エネルギーとしての重油の供給、使用済み燃料棒の第三国への移転費用を挙げておられます。
つまり、逆に北朝鮮側からいえば、例えば黒鉛原子炉なんかを最終的に廃棄するということになっておりますけれども、それは、余りに早く廃棄した後で軽水炉の方は供与はやめたと言われたら困るし、逆にアメリカ側から見れば、軽水炉を上げた後で実は黒鉛原子炉とかみんな残ってしまったら何のために上げたかわからない。
○川島政府委員 これも、まさに国際的な枠組みの中で、軽水炉自体をどうするか、及び代替エネルギーと申しますのは、向こうの黒鉛原子炉がそうでなければ完成してエネルギーをつくり出す、それの得べかりし利益と申しますか、それができない間のそれに相応するものを提供するという考え方でございますけれども、それがどれくらいになるのかとか、その辺は全く具体的なのはこれからそういう国際的な枠組みの中で……(伊藤(英)委員
一方、北の立場に立ってみれば、先に例えば再処理施設を壊したり黒鉛原子炉を壊したりした後で軽水炉は結局やらないと言われたらどうなんだという、向こうも向こうで不信感がある中で、どこまでやったらどこまでやるかというその組み合わせを十年間にわたって組み上げていくというのが枠組みの一つのポイントだったようでございます。
協議が難航しております最大の要因は、北朝鮮が黒鉛原子炉をプルトニウムの出にくい軽水炉に転換する問題であると言われております。河野外相が九月二十二日のクリントン大統領との会談で、日本としては包括的解決を前提に軽水炉転換支援に参加、協力する用意があると述べたと言われますが、これはまず事実ですか。