1991-10-16 第121回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
○貝沼説明員 試験研究の方向についてお答えいたしますが、サトウキビの優良品種の開発につきましては、育種の目標の中で高精性それから早熟性、さらに黒穂病に対する耐病性、また機械を導入したときの機械化適性、多収性、こういう品目については研究の目標にしております。
○貝沼説明員 試験研究の方向についてお答えいたしますが、サトウキビの優良品種の開発につきましては、育種の目標の中で高精性それから早熟性、さらに黒穂病に対する耐病性、また機械を導入したときの機械化適性、多収性、こういう品目については研究の目標にしております。
さらにまた早熟性ということで、先ほど先生からお話がありましたように、年内に工場の操業ができるような早熟性の品種、さらに黒穂病その他の耐病性の品種、さらにまたいろいろな機械適応性、多収性というような品種の育成を目指しまして、九州農業試験場と沖縄県農業試験場が品種の開発を進めているところであります。
病害の方につきましては、黒穂病というのが大変被害が大きいわけでありますけれども、これにつきましては、先ほどお話がありましたNiF4という抵抗性品種を育成いたしておりますが、これで対応してまいりたいというふうに思っております。 次に、品種改良でございますけれども、こちらの方も沖縄県の試験場、さらにまた九州農業試験場の種子島にあります私どもの研究室で対応をいたしております。
サトウキビの品種改良についてお答えをいたしたいと思いますけれども、サトウキビの優良品種の育成につきましては、高糖性、つまり糖分が高い品種、できればブリックスが二十以上になるような品種、さらにまた早熟性、先ほど先生からお話がありましたように工場の操業期間が長くなりますので、なるべく早い時期から糖分の高いそういう早熟性の品種、さらにまた黒穂病などの耐病性の品種、それから機械化適応性、もちろん収量の高い品種
これは高糖分というような問題、あるいは黒穂病に対する抵抗性の強いという問題、あるいは早熟性、こういった育種課題に向かって取り組みをやっておるわけでございますが、新しい品種、昭和六十年に登録をされました品種も出てまいっておりますので、こういうものの普及の努力をしていく。
サトウキビの優良品種種苗の供給の問題につきましては、御承知のように国の種苗管理センターの農場におきます原種生産、またサトウキビの種苗安定確保事業を通じまして原種圃の設置に対しても助成を行っておりまして、優良種苗の安定供給に努めているところでございますが、九州農業試験場で育成されました早熟性の高糖分でかつ多収性であり、黒穂病等の病害にも強いNiF4という沖縄向けの品種が六十年農林登録をされるところまで
それから第三の病害虫対策でございますけれども、これにつきましては、最も重要病害と言われております黒穂病について抵抗性を有する品種NiF4というのとNiF5というのが最近育成されておりまして、その点で今後の黒穂病に対する対策としては相当効果を上げるのではないかと期待されております。
一つはNiF5、これは黒穂病に極めて強い、そのほか早熟で糖含量が高くて、しかも収量性もある、そういうことで、試験場のこれまでの成績あるいは県内現地の試作成績では、現在最も普及しておりますNCO310というのがございますが、このNCO310に比べまして収量の点でも再製糖量の点でも上回る、そういうふうな成績を得ておりまして、このNiF5は鹿児島県の南西諸島を中心に非常に有望視されております。
この対象としましては、黒穂病、それから前回もお尋ねございました現地名のチンチバック、学名ではカンシャコバネナガカメムシ、それからアオトウガネ、それからカンシャクシコメツキ、これは現地でハリガネムシということでございますが、こういうものにつきまして発生予察情報を出しております。
さらに沖縄県に奨励されるものの中にはF161、これはやはり、先ほどの基幹品種が黒穂病に弱いのですけれども、この品種は黒穂病に対して抵抗性を持っている、そのほか収量も多い、こういったものが最近の普及品種として注目されておりまして、さらに今後近い将来に一層優良な品種候補が生まれつつあると聞いておるわけでございます。
○関谷説明員 病害虫につきましては、従来からはいわゆる黒穂病の対策ということで継続的に事業を実施しておりましたが、最近の問題としては、まさに今お尋ねのございました不萌芽の原因になっている虫で、ハリガネムシというのは私どもの名前ではカンシャクシコメツキと言うそうでございますが、これにつきましては新防除技術の導入促進ということで、六十年度要求の中に特にこの関係の防除費も要求をしまして、全体的に病害虫防除総合対策事業
二つ目は、黒穂病等の防除が非常に困難な病害虫が最近増加しておるということでございます。三つ目は、労働力が不足しておりまして、栽培管理が若干粗放化してまいりまして、有機質肥料の施用が不足してまいりまして、地方が低下してきたということが挙げられます。そのほか、やはり毎年のように十月になりますと秋台風に見舞われまして、これによる被害も見逃すことができないというふうに考えております。
台風や干ばつあるいは黒穂病というふうに、いろいろと病害虫を抱えて困難を来しておりますし、そういう中で、そういうものに強い品種の改良というのは切実な声になっているわけです。この点では、てん菜と並んで国産糖生産地である沖縄県に、国立農業試験場の支場の設置を考えていってはどうか。北海道では国立の農業試験場の支場が、初めは農民の旅行途中の見学の場でありました。しかし、いまは違うのです。
こういったようなことがだんだんと成果が上がってまいりまして、非常に倒れにくい、あるいは黒穂病に強いというようなIRK67−1とか、あるいは非常にわせで多収である、さらに黒穂病にも強い、こういったようなF161とか、あるいは多収で黒穂病に強いRK65−37といったような品種を順次奨励品種として勧めているところでございます。
これは黒穂病と従来アオドウガネがありましたが、ハリガネムシの問題についても非常に重視いたしております。この問題。 第五点が財政特例措置の堅持。先ほど申しました基盤整備の根幹をなす灌漑とか圃場あるいは農道の問題、いわゆる生産基盤の整備の問題ですね、これがどのように今後進められるだろうかということ。 第六、分みつ糖と含みつ糖に対する助成措置の継続確保。
最後に病害虫の防除の総合対策の問題でございますが、御承知のように、すでにサトウキビ黒穂病、それからアオドウガネにつきましては病害虫の総合防除対策事業というので、これも新しい防除体系を導入していく事業を実験、展示的にやっているものでございますが、ハリガネムシ等につきましても必要があれば、その中に加えることはもちろんできるわけでございます。
最も代表的なものはサトウキビの黒穂病、それからこれは虫でございますがアオドウガネ、俗に言うハリガネムシでございますが、こういったものについては現に各種の補助事業で防除対策を講じておりますが、来年度の予算におきましてもこういった病害虫の防除事業を引き続き充実して実行できるように必要な努力をいたしたい、このように考えております。
沖繩につきましては、先生御案内のとおり、黒穂病あるいはアオドウガネというようなものもございますので、こういうものの防除というものについて力こぶを入れていきたい。
黒穂病なりアオドウガネ、野鼠、こういうものの病害虫の被害というものが相当多うございますので、この面に対する対策を強化していくということが必要であろうと思います。
そこで、先般来から陳情要請の中で、最近サトウキビについて、沖繩また鹿児島、南西諸島の方で黒穂病、それからアオドウガネという病害虫の発生がサトウキビに対して大変被害をこうむらしている、こういうことで被害が大きいということで、何とかこの防除について適切な対策をしてくれ、なかなかこれが決め手がないということで悩んでおります。これについてどういうふうに考えておられるか。
○二瓶政府委員 三点のお尋ねでございますが、第一点の黒穂病、それからアオドウガネの防除対策の問題でございますが、この面につきましては、野鼠の対策まで含めまして、五十三年度においてもそれぞれ防除経費等について助成をやっておるわけでございますが、さらに五十四年度におきましてもこれらを総合した形でこれらの防除対策費を考えたいということで検討をいたしております。
でございまして、今回設置します原原種農場では、国あるいは県の試験場で育成された優良品種の健全無病といいますか、そういう苗をもらい受けてこれを広める、あるいは農業試験場等で育成をする優良系統、これをあらかじめ増植をいたしておきまして、これは国の農林水産技術会議で品種登録をやるわけでございますが、そういう品種登録を受けた後にこれを直ちに普及をさせる、こういうことを通じまして、最近沖繩では非常に矮化病あるいは黒穂病等
それから、サトイモとかサツマイモとかキャベツといったいろいろな畑作物の天敵あるいはいろいろな薬剤による防除技術の普及、あるいはサトウキビ等については、黒穂病とか病害虫でありますカンシャクシコメツキという虫の防除に必要な費用をとっておるわけでございます。
○田原武雄君 特に黒穂病は、台風、干ばつと並んで大きな打撃となっております。この黒穂病は、農薬では駆逐することはきわめて困難であるとしております。品種改良以外には方法がないというのが常識でございます。にもかかわらず、品種改良について試験研究はやっていないわけじゃないが、私は何回も言っておりますけれども、きわめて貧困でございます。
○政府委員(下浦静平君) ただいま御指摘のございました黒穂病でございますけれども、これは私どもも課題の一つということで取り組んでおります。ただ、この黒穂病に対する抵抗性の強い品種の育成は、御指摘のとおり、現段階では未解決の問題ということになっております。