1998-09-11 第143回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
そのため、予想をはるかに超える膨大な水量が短期間のうちに余笹川、黒川等に流入して水位が上昇し、通常二、三十メートルの川幅が三百メートルに広がるなどの状況となり、河川流域の農地、樹木等が流失し、橋梁が損壊するなど、未曾有の大災害となったことが栃木県における今次災害の最大の特徴であるとのことでありました。
そのため、予想をはるかに超える膨大な水量が短期間のうちに余笹川、黒川等に流入して水位が上昇し、通常二、三十メートルの川幅が三百メートルに広がるなどの状況となり、河川流域の農地、樹木等が流失し、橋梁が損壊するなど、未曾有の大災害となったことが栃木県における今次災害の最大の特徴であるとのことでありました。
今回の豪雨により甚大な被害を受けた余笹川、黒川等の抜本的な復旧の考え方についてお聞かせを賜りたいと思います。 三点目は、防災を配慮した今後の開発のあり方についてであります。 集中豪雨とはいえ洪水を未然に防ぐためには保安林や森林の保水機能が重要であると考えます。
○政府委員(青山俊樹君) 余笹川、黒川等の抜本的な復旧の考え方でございますが、記録的な集中豪雨により現在の流下能力をはるかに超える規模の洪水が生じたため甚大な被害をこうむったものでございまして、通常の災害復旧では十分な効果は期待できないという認識をしております。
羽黒川等においては十二カ所、和木川等においては十カ所、総体的に十七の小河川で百五カ所の破堤や決壊が出ておる、こういう特徴でございます。
その他最上川支川の犬川、黒川等におきまして被害を生じておりまして、付近の住家、田畑に浸水を起こし、被害を生じております。 大体各県の被害状況はそういうことでございまして、特に新潟県につきましては、四千三百八十四カ所の二百二十七億七千一百三十九万三千円、山形県につきましては千三百六十七カ所の四十八億九千八百五十九万円という被害を生じておるとうかがっております。
このため上流における東岳川、西岳川、古恵川、黒川等の各河川では、河積をはるかに越える流水により、全面的に破堤または決壊が続出し、特に白川上流の南郷谷は最も被害激甚で、ほとんど河川の原形をとどめざる状態であります。
新潟県中頸城郡における主要幹川は、関川、桑取川、黒川等であつて、沿岸一帯の灌漑及び電力供給による各種の効果は莫大なものでありますが、ひるがえつてその害を見るならば、これまた実に筆舌に尽せない惨害を沿岸村落に与えています。