1990-10-30 第119回国会 衆議院 決算委員会 第1号
黒字道路の受益者に赤字道路の負担転嫁をするということはあってはならないんじゃないかと思うのですね。京葉道路を利用する首都圏民、あるいは全国の皆さんもいらっしゃるわけですが、そういう利用者から見ると、昭和六十三年度で百二十一億円の利益が出ている。そして二十八路線の赤字分が三百三十五億円あるわけですね。そうすると、その三分の一の補てんが、京葉道路の利用者の利益がそちらへ回されている。
黒字道路の受益者に赤字道路の負担転嫁をするということはあってはならないんじゃないかと思うのですね。京葉道路を利用する首都圏民、あるいは全国の皆さんもいらっしゃるわけですが、そういう利用者から見ると、昭和六十三年度で百二十一億円の利益が出ている。そして二十八路線の赤字分が三百三十五億円あるわけですね。そうすると、その三分の一の補てんが、京葉道路の利用者の利益がそちらへ回されている。
ただし、損失補てん引き当て金というようなものとか、あるいは私ども公差と言っておりますが、黒字道路につきましてはある一定の率までは償還が終わっても取れるというふうな制度も、一昨昨年でございますか、導入いたしまして採用いたしておりますので、そういう面では一部部分的なプールを実施しておるということは申し上げられると思います。
○参考人(上村健太郎君) 四十年——ことしの七月末現在におきまして、一般有料道路常業中のものが六十二本ございますか、黒字道路——これは償還期限内に償還を終わるであろうという見込みのものは三十四道路ございます。赤字道路と申しますと、期限内に償還を終わらない見込みのものが十七ございまして、なお、開通以来一年か二年しかたっておりませんので、黒字、赤字判定が困難なものが十一道路になっております。
一般有料道路の損益状況につきましては、勝洋委員のお話のとおりでありまして、一方におきまして黒字道路がございますが、他方においては赤字道路がある。