2021-06-11 第204回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
そして黄長ヨプ、金正日総書記の側近だった、もう亡くなりましたけど、黄さんとも横田さん御夫妻などと韓国で会談もさせていただいて、いかに北朝鮮という国と対峙するのが難しいかということについて私も分かっているつもりなんです。 でも、今の状況、この膠着した状況、今のお話だとまた何にも動きませんよ。何にも動かない。
そして黄長ヨプ、金正日総書記の側近だった、もう亡くなりましたけど、黄さんとも横田さん御夫妻などと韓国で会談もさせていただいて、いかに北朝鮮という国と対峙するのが難しいかということについて私も分かっているつもりなんです。 でも、今の状況、この膠着した状況、今のお話だとまた何にも動きませんよ。何にも動かない。
それは、彼が次官のときに黄長ヨプ書記が日本に来て、北京で亡命をした。その亡命の処理を唐家セン氏が担当したわけですが、そのときに何よりも私が配慮したのは、北朝鮮のその誇り高い民族ということを考えて、そのメンツ、体面に傷をつけないということ。それは当然そうでしょう、その黄長ヨプという人は北朝鮮の非常に高い地位にあった人が亡命をするわけで、しかも政治亡命ですから、一方でその人権を守らなければいけない。
それは私が言わなくても、もう黄長ヨプさんが韓国で言っておりますので。とても人民蜂起をやれるような状況じゃない。もう一つはクーデターということですが、このクーデターの可能性も大変少ないと思います。 私、北朝鮮を語るときに韓国をいつも例に出すんですけれども、これはいわば南北一卵性双生児ですから、韓国は十八年の朴正煕政権の後にクーデターが起きました。
〔会長退席、理事岡利定君着席〕 二年前に黄長ヨプ氏が亡命されまして、これは共和国にとりましては大変思想的な問題として大きな衝撃だったのではないかと思いますが、その後の共和国内の思想体系に何か影響があったのか。
○参考人(辺真一君) 黄長ヨプさんの亡命については、北朝鮮が受けた心理的な影響は大変なものがあったと思います。 それは、その後、韓国に亡命したたくさんの人たちの私自身のインタビュー、直接インタビューというよりもどちらかというと事情聴取に近い形だったんですが、それを通じてもよくわかります。