1955-06-10 第22回国会 参議院 大蔵委員会 第15号
それから十円の青銅貨幣が二円八十九銭、五円黄銅貨幣が一円七十四銭、なお、最近発行することにいたしております一円のアルミ貨幣、これは九十六銭六厘程度の単価がかかります。
それから十円の青銅貨幣が二円八十九銭、五円黄銅貨幣が一円七十四銭、なお、最近発行することにいたしております一円のアルミ貨幣、これは九十六銭六厘程度の単価がかかります。
なお一円の通貨はこの法律ではやはりそのとき発行しておりました一円の黄銅貨幣が鋳潰点になりましたので、これも通用禁止いたしましたので、現状といたしましては一円の補助貨幣は流通していない。一円につきましては日本銀行券だけが流通している、こういう形になっておるわけであります。
即ち現在流通いたしておりまする一円の黄銅貨幣、これと直径が同じでございます。それでそれに穴があいております。有孔でございます。その孔の大きさは五ミリ、それから貨幣の円周、いわゆる刻みといいますか、ぎざはついておりません。重さは二・七五グラムでございます。
ただいまの黄銅貨幣で製造いたしますれば、私の見るところでは、大体三つの工場を動員して、年間七億枚程度が最も手ごろな製造能率かと思います。ところがこれが先ほど申しました洋銀貨幣になると、溶解の点から言つても非常に困難があります。
然るところ同会計の作業資産中、原材料の黄銅貨幣材料地金が物價の上昇によりまして騰貴いたしましたのと、廣島支局におきまして熔解から檢査まで一貫作業を開始いたしましたこと、並びに大阪本局及び東京支局の戰災復旧等のため、事業用器具と廳用器具の購入等の必要がありましたので、作業資産額が現在の据置運転資本額を約二千万円超過することと相成つたのであります。
しかるところ同会計の作業資産中、原材料の黄銅貨幣材料地金が物價の上昇によりまして騰貴いたしましたのと、廣島支局におきまして熔解から檢査まで一貫作業を開始いたしましたこと、並びに大阪本局及び東京支局の戰災復旧等のため、事業用器具と廳用器具の購入等の必要がありましたので、作業資産額が現在のすえ置き運轉資本額を、約二千万円超過することと相なつたのであります。