1996-04-17 第136回国会 衆議院 法務委員会 第7号
しかるに、昭和二十七年あるいは二十八年にかつて黄変米事件として問題になったとおり、日本が買い入れる、輸入する米の大部分が、契約に合致しない品質不良のものが大量に来る、これを防止するために、日本人がみずから産地に赴き、日本人の目で確認した適切な米を日本へ持ってくる、こういうことで設立されまして、以来、米を中心とする農産物全般にわたりまして、世界各地で営業しております。
しかるに、昭和二十七年あるいは二十八年にかつて黄変米事件として問題になったとおり、日本が買い入れる、輸入する米の大部分が、契約に合致しない品質不良のものが大量に来る、これを防止するために、日本人がみずから産地に赴き、日本人の目で確認した適切な米を日本へ持ってくる、こういうことで設立されまして、以来、米を中心とする農産物全般にわたりまして、世界各地で営業しております。
ということがありますので、輸入がどんどん強化されてくると、米の場合、かつて十年前には黄変米が韓国から入ってきました。それは臭素がたくさんかかっていました。これが学校給食に回ったということがあります。ですから主要四品目、これは輸入がどんどん強化されてくると学校給食に回るのではないか。 現に、輸入牛肉は入ってきています。
そうすると、そこでいわば黄変米になり、腐ってしまう。したがって、小さいところから小さい港へそれぞれ送ることによってやっと本当の食糧供給の実が上がる。こういうような問題もございまして、短絡的にその問題を議論いたしてみますと、なかなか難しい問題が数ございます。
それから米につきましては、三年ぐらい前に一度黄変米を使用させていただいたことがございますが、それ以降は米については使用しておりません。しかし、今後いろいろとその可能性ということもあるいはあるかと思いますので、その技術的な蓄積ということを目的といたしまして、今年度、小規模な実験ではございますが、米からのアルコールの製造につきまして研究を行う予定でございます。
それからこれは過去でございますけれども、三年ばかり黄変米を原料として使ったこともあるわけでございます。 アルコール専売事業といたしましては、この国内産の原料を基本的にはできるだけ使っていきたいというふうに考えているわけでございますけれども、カンショあるいはお米につきましては現時点では経済性におきましてかなり問題があるということは否定できないところでございます。
あるいは緊急食糧援助を申し出ておる国が今日までどのくらいあったのか、あるいはまた、これは外務省でなくても結構でありますが、送れないとすれば、農民を説得するために、赤道を越えれば変質するとか、あるいは開発途上国は体制が不安でせっかく送っても首脳部で握ってしまって国民に行き渡らないのだとか、そういうことを言っても、日本国民自体があの食糧不足のときには、エジプト米であるとか南京米であるとかカリフォル米とか黄変米
それじゃ持っておって、その分を食わせて、麦を入れないでいつまでも持っておいたらいいだろうという御議論がありますが、三年も四年も持っておって、これ以上持っておったのでは黄変米になってしまうのです。黄変米になってしまっては、今度国民の方から文句が出て、腐った米を食わせるかという話になりますから、そこで腐らないうちに——腐った米を配給されたのでは厚生大臣としても困るわけですね。
同じ年にまた黄変米の事件が起こっております。ここにやはりこの許容量の概念で論争が起こったのでありますが、この黄変米の問題も、当時これはたいしたことはないとかなんとかいう意見が非常に多かったのですが、今日はこれが追跡された結果、もっと大きな害があるのだということがわかってきたようであります。つまり、当時無害だといわれたのが間違いであるということでありました。
そうなると、一体ああして水田を全部つぶしていって宅地にするなんということが、市民感情として自分の安い宅地が供給されればいいんだなんという考え方より以前の問題として、米を、終戦直後と同じように黄変米でも何でも買わなきゃならぬような時期がくるのじゃなかろうかと思うのです、実際に。 そこで、そのうちの一番主要なるものは水です。
お米のカビに対しても黄変米の問題がありますが、ああいうカビなんか、これは食品衛生法の三条か四条にあったかと思いますが、こういうものに対する規制ですね、古米、古々米をかかえていたり、それからおみそを食べたりするわれわれですので、どの程度に安全性があるのか、安全基準というものがどういうものなのか、教えていただきたいと思います。
この委員会で十数年前に例の黄変米を扱いましたときに、私は、黄変米の毒素というものを肝臓に注射をしたら肝臓がこわれてしまうということがわかって――病理学の大学の先生がそう言うておるのです。それで、河野一郎さんに研究しなさいと言ったけれども、馬耳東風でありまして、われ関せずえんでした。ところが最近はカドミウムの問題がやかましくなりまして、大騒ぎするという現状でございましょう。
○細谷分科員 これは、間もなく全国を幾つかのブロックに分けて検討しておりますアフラトキシン等についての報告がまとまると思うのでありますが、従来、黄変米に関連してこのアフラトキシン等の問題がありましたけれども、米については大体湿度あるいは水分の量からいって、あまり危険性がないんだといわれておりますけれども、少なくともやはりみそ、こうじ、こういうものについてはたいへんな危険性があるのではないか。
ここでも前回もやったのですけれども、十数年前に私は黄変米について指摘いたしましたときにも、東京大学の先生方にも、黄変米の原因について、これは徹底的に研究機関を設けてやらなければならぬということをすすめたことがある。ところがその後何もやっていない。いまごろ汚染米がやかましく言われておるような状態であります。これはやはり政治姿勢の問題にもつながるのであります。
そこで、だいぶ前にいろいろ騒がれました黄変米菌と、それからアフラトキシンにつきましては、おかげさまで研究が進んでおりまして、その検査方法なり毒素の検出方法なりが大体研究所のほうでできる段階になっておりますが、そのほかのカビの検査等につきましては、まだなかなか一定した検査方法がないわけでございます。これを、私ども四十一年ごろから研究費を出しまして、いろいろ学者の先生方に検討をしていただいております。
しかしながら、先ほど黄変米その他のことからいろいろ御意見をいただきましたように、この問題は非常に重要な問題でございますし、特に日本としては、風土の関係からいたしまして、今後も十分に研究を進めなければならぬ問題でございますので、現在、四十二年産米で、処理していいものと処理することを懸念されるものの二つに分けまして、懸念されるものにつきましては、これからそれぞれカビなりあるいはそのカビの生産物質を調べまして
○吉田(賢)委員 この委員会におきましては、すでに十数年前、例の黄変米を審査いたしましたときに、私も東京大学の病理学の教室へ参りまして、黄変米の毒素の乾燥したもの、それをネズミに注射いたしましたら、一時間のうちに肝臓の細胞がこわれていくということが検定されておった実例をなお記憶しておるのであります。
○倉田説明員 私、黄変米以来、輸入米に関する限りはいち早く衛生試験所が専門技術者を集めまして、そのほうの検定と、それから食品のカビに関する検定の部屋をつくりまして、私が室長として今日まで参りました。
十種類のうち十種類とも何かしらの肝臓に及ぼす影響はあるということでございますが、そのうちで最もはっきりしておるのはペニシリウム・イスランジクム、これは黄変米当時の御承知のイスランジトキシンと申しておりますが、このものはラッチに微量に与えた場合に、肝硬変あるいは肝ガンになるということの実験がございます。アフラトキシンも肝臓のものでございます。
私は、あの黄変米以来、輸入米の検査その他のカビ研究のことにつきましては、十五年の経験を持っておりまして、むしろ、はなはだおこがましい言い方でございますが、その研究に関しては、宮木先生よりも私のほうが先輩と思いますが、その立場でも、先生は非常に——というのは、私どもはいま宮木教授と共同研究をいたしておりますので、その立場で、統一見解なり、日ごろ考えていることをお話し申し上げたので、私からは何事もお話しすることもございません
そこで、従来から毒素を発生することで問題になっておりますのは、アスペルギルス・フラバス及びペニシリウム属系の黄変米菌でございます。これは大体毒を出すカビであるということになっているようでございますが、学者によっていろいろ意見が違います。
そこで、先ほどもちょっと話がありましたが、昭和二十八年から二十九年に起きましたいわゆる食糧難時代の黄変米事件、こういったことが再び日本国内で起こったのではこれはたいへんなことになる、そういうことが起こらないとも限らない心配があるわけです。
○内村(良)政府委員 ただいまも申し上げましたとおり、食糧研究所の調査では、アスペルギルス・フラブス及びペニシリウム属の黄変米菌は出ていなかったわけでございます。したがいまして、古々米についてのカビ毒の問題は、私のほうで検査いたしました結果これはだいじょうぶだと思っていたわけでございます。
外国に対しても道義的に、古々米の約束だからといって――黄変米の問題が輸入米についてありました。今度は日本から行ったものについてはアスペルギルスのフラブスではないけれども、同じような有毒物質を含んでおったものが行ったということになりますと、文字どおりこれはエコノミックアニマルを地で行くということになろうと私は思うのですよ。
実験動物で起こっておりまして、人体に直ちにこれが障害を起こすかどうかということについては今後の研究課題かと思いますが、カビにつきましてはいろいろ、先ほど食糧庁の長官がおっしゃいましたように、非常に普遍的に有毒だとされておりますのは、アスペルギルスフラブツ、それから黄変米菌のペニシリウムイスランヂリムというようなものでございまして、一応毒素を産生すると報告されたものはそのほかに十数種類あるようでございます
黄変米の問題についても私は十数年前に外国の食糧、外国米の黄変米の問題を取り上げたことがあるんですが、ずいぶんロスがあるでしょう。法外なこれはロスをやっているわけですね。だから、そういう面から考えると、この問題、もっとこれは積極的に取り上げることはできないのかどうなのか。ことに私が問題にしたいと思うのは憲法二十六条です。「義務教育は、これを無償とする。」。
かつて二十七、八年ころかと思うのでありますけれども、黄変米問題というたいへんな騒動がありました。この黄変米騒動も、そのカビ、それもやはりアフラトキシンを中心としたものなんですね。毒物ですね。
黄変米については、厚生省では十分研究をやってまいりまして、その後こういうような問題もかなり研究費を出しておりますし、さらにアフラトキシン等につきましても、厚生科学研究費をもって、少額ではございますけれども、研究を続行をしておりますが、なおこれは、倉糧庁と一緒になりまして、国民の主食の問題でありますから研究を続行したい、こういうふうに考えております。
○鶴岡委員 次にこの古米、古々米の輸出についてでございますが、かつて日本が食糧難時代、昭和二十八年、二十九年ごろに東南アジアから輸入したいわゆる外米の中に黄変米があったのは御記憶になっておられると思いますけれども、今回は逆に輸出するわけでございますが、この際輸出先がおもに東南アジアから南方方面にかけての輸出となるわけでございます。