1954-03-22 第19回国会 参議院 決算委員会 第15号
食糧庁におきまして、輸入計画を実は変更いたしまして、麦類の輸入の増加を図つたのでありますが、それと同時にもう一つ、古い麻袋そのものを食糧庁で持つておりますと、なかなか物品管理としてやりにくい点が、だんだん質が悪くなつても、わからないという現実がおさえられないというような非難等もありましたので、先ほど御説明がありましたように、麻袋の需給がだんだん緩和して参りましたし、食糧庁が古い麻袋を管理しておることを
食糧庁におきまして、輸入計画を実は変更いたしまして、麦類の輸入の増加を図つたのでありますが、それと同時にもう一つ、古い麻袋そのものを食糧庁で持つておりますと、なかなか物品管理としてやりにくい点が、だんだん質が悪くなつても、わからないという現実がおさえられないというような非難等もありましたので、先ほど御説明がありましたように、麻袋の需給がだんだん緩和して参りましたし、食糧庁が古い麻袋を管理しておることを
私といたしましても、麻袋そのものを政府で持つておりますると、そのときのうわさによりますと、だんだんだんだん質を悪くされてもわからないんじやないか、いわゆる物品会計としても、その現物は米とか麦が合つておりますので、絶えずぐるぐる廻つておるものでありますので、なかなか物品会計としてこれを管理することは至難なものである。
それまでは米麦共に強力な政府としての直接管理の形態をとつていたわけでありまして、それに伴いまして、この容器であります麻袋そのものにつきましても、政府が直接その現物を握りまして、必要に応じて政府手持の麻袋を回転して使つたというのであつたのでありますが、麦類の統制撤廃をいたしますと同時に、麻袋につきましても、もう政府自身が管理をする時期は過ぎておるのじやないかという観点から、これも政府が直接管理いたすこともやめたわけでございますが