2020-03-24 第201回国会 参議院 法務委員会 第3号
オウム真理教の後継団体として、アレフ、ひかりの輪、山田らの集団の三団体が現在も活発な活動を続けており、委員御指摘のとおり、地下鉄サリン事件から二十五年が経過した現在も同事件の首謀者である麻原彰晃こと松本智津夫を崇拝し、依然として無差別大量殺人行為に及ぶ危険性を保持していると認められるところでございます。
オウム真理教の後継団体として、アレフ、ひかりの輪、山田らの集団の三団体が現在も活発な活動を続けており、委員御指摘のとおり、地下鉄サリン事件から二十五年が経過した現在も同事件の首謀者である麻原彰晃こと松本智津夫を崇拝し、依然として無差別大量殺人行為に及ぶ危険性を保持していると認められるところでございます。
大臣でも刑事局長でもいいですけれども、オウム真理教という組織的犯罪集団の中核部分には麻原彰晃という教祖がおりました。その周辺者というのは誰ですか。大臣、手を挙げられたんだから、いかがですか。
だけど、その設立の当初から、結合の基礎というのは宗教的な教えであって、その中に、皆さん御承知のように、単なる小乗、大乗仏教ではなくて、秘密金剛乗というタントラ・ヴァジラヤーナという、自分たちの目的のためなら殺人を犯してもいい、そういうことを八七年の一月四日の丹沢セミナーから麻原彰晃は信者たちに説法していたんですよね。だから、そのときから非常に危険な要素を持っていた。
麻原彰晃逮捕の一九九五年五月十六日までの間、日本じゅうが震撼をして、さまざまな機関がこの対策に取り組んだわけであります。 当時、自動車ナンバーの自動読み取り装置Nシステムは既にあったわけでありますが、鉄道の改札口にいわゆる監視カメラが設置をされたのはこのことがきっかけであります。
それと同時に、実はこれは後からわかったことなんですけれども、麻原彰晃の方から小林よしのりを暗殺せよという指令が出まして、それでVXガスを持った暗殺団が常にわしを尾行するという状態になってしまいました。
だけれども、そもそも、人を殺してまで麻原彰晃の言っている社会をつくるんだという、この人を殺してまでということを知りもしない大多数のオウム信者は、目的になっていないじゃないですか。それが、人を殺してまでやるんだなんて言ったら、いや、やはり私はやめますわなんて人たちがたくさんいた可能性があるじゃないですか。違いますか。
その人たち、つまり、オウム真理教という集団はやはり組織的犯罪集団にならなくて、その中の、これは、麻原彰晃の命のもとに、いざとなったら人も殺すんだとか、何とか省とかと名前をつけていたけれども、ああいう人たちだけをピックアップするならば余地はある。やはりだめだと思いますけれども、この条文上は。
したがって、あの地下鉄サリン事件のときも、麻原彰晃とその中心メンバーは人を殺してまでやろうと思っていたということを認識していなかったあのときのオウム真理教信者の人たちを除くオウム真理教が組織的犯罪集団、こういうことですか。
だから、現象と実体と本質というのがあるわけで、オウム真理教だってヨガの組織から始まって宗教法人になって、だけど、その中身を圧倒的に持ちながら、麻原彰晃たちごく一部の人間が凶悪事件を起こしたんですよね。 だから、圧倒的に、日本でいえば一万一千人の当時の信者の中で事件を起こしたなんというのは百人もいないんですよ。せいぜい百人ですよ。ほかの人たちは全く事件も知らないし、関与もしていないつもりだった。
例えば、今のケースでいえば、地下鉄サリン事件でいえば、計画したのは、九三年の八月の段階では、麻原彰晃を含めて六人で第二サティアンの三階でサリン七十トン作ろうということを決めた。だけど、九二年の十月の段階ではもっと抽象的な段階だった。だから、そういう重大犯罪が準備されることを、直接その会議には出ていない、構成員じゃないけれども、すぐ近くで知っている人はいるわけですよ。
それと、岡部参考人には、エボラ出血熱を始め、元々例のオウム真理教も世界に先駆けて西アフリカに入って、麻原彰晃が細菌を持ち帰って日本で培養し、世界に革命を起こすんだというようなことで。細菌の管理ですよね。これは人間の健康や医療にもプラスになる面もあるんでしょうが、マイナスの、悪用されるということをどうやって防ぐのか、そういう管理体制を今どういう形で取り組まれているのか。
例えば、二十年前の地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教、依然として麻原彰晃死刑囚の奪還を目指して、二〇〇〇年には大規模な連続爆破事件を起こそうとしてロシアから武器を大量に持ち込む、そういう動きもありました。昨年ですら、このアレフがそういう勧誘のためと称して若い全くオウムのことなんか知らない人たちを、聖地巡礼、言ってみれば新しいスタイルのリクルートをやっている。
お尋ねの団体は、現在もなお無差別大量殺人行為の首謀者である麻原彰晃こと松本智津夫を崇拝し、その影響を強く受けるなど、依然として本質的な危険を保持している上、引き続き、閉鎖的、欺瞞的な組織体質が認められるところであります。組織面においては、全国各地に多数の信徒と施設を擁しておりまして、活動面においても組織拡大に向けた勧誘活動を展開しているというふうに認識をしております。
オウム真理教につきましては、アレフと名のる主流派とひかりの輪と名のる上祐派を中心に活動しておりますが、両派とも依然として麻原彰晃こと松本智津夫及び同人の説く教義を存立の基盤とするなど、その本質に変化はないというふうに認識しております。また、いわゆる団体規制法に基づき、無差別大量殺人行為に及ぶ危険性が認められるとして観察処分に付されているものと承知しております。
○有田芳生君 上祐派と表現されましたけれども、それはかつてのオウム真理教、麻原彰晃の教えというものを隠していると、そういう評価をされましたけれども、その根拠というのは具体的にどういうものがあるんでしょうか。
○有田芳生君 麻原彰晃が求めた別組織というのは、ひかりの輪をつくれというものじゃないんですよ。ほかの組織をつくれということでできたのがアレフじゃないんですか。
当時、ずっと朝から夜までオウム報道が続いている中で、麻原彰晃の仏教的ないろんな儀式、それから仏像みたいなものが出てきた。そういうことの影響があったんですよ。そして、決定的だったのは、これから聖なる儀式アングリを行おうと思う。アングリって何かなと思いました。坂本弁護士一家殺害事件を行った六人の実行犯の一人、岡崎一明、当時の名前ですけれども、彼のホーリーネームっていうのはアングリマーラっていうんです。
○有田芳生君 そういう例を挙げればいろいろありまして、例えばオウム関連でいっても、麻原彰晃が一九九五年の五月十六日に逮捕されますけれども、この麻原の奪還計画というのがロシア信者によって計画されまして、二〇〇〇年の六月二十二日に、これ事前に警視庁などは通報があったにもかかわらず、六月二十二日に新潟から日本に来日しているんですよね。
しかし、ひかりの輪それからアレフ、主流派及び上祐派、いずれにも所属せずに、やはり従前どおり麻原彰晃に対する絶対的帰依を維持して独自の活動を行っている者がございます。 これらにつきましては、公安調査庁といたしましても、その危険性等について、十分にその動向を注視しているところでございます。
○尾崎政府参考人 地下鉄サリン事件当時は、オウム真理教は、麻原彰晃を組織の頂点に位置づけ、麻原に対する絶対的帰依を標榜していたところでありますけれども、現在、教団は主流派と上祐派に分かれて活動しているものの、両派ともに依然として麻原の影響下にあるなど、当時と同一の団体であると認識しております。
○有田芳生君 そのアレフとひかりの輪、つまりオウム真理教、麻原彰晃の影響を受けた組織が今でも千三百人及び二百人、千五百人合計いると。その中で私は特に注目しなければいけないと思うのは、若い人、例えば中学生などが今でもこのオウムの残党であるアレフあるいはひかりの輪に入っていく、そういう人たちがいる。例えば、アレフではこの一年間にどれだけ新しい信者というのが生まれているでしょうか。
○有田芳生君 オウムに戻りますと、麻原彰晃、松本智津夫被告を含めて十三人が死刑判決を受けているんですが、私たちオウム真理教の問題にずっと取り組んできた人間としては、家族の会も含めて、麻原彰晃はやっぱり死刑執行というのはもうやむを得ないかなと、死刑に反対している人も含めてですけれども。
○政府参考人(尾崎道明君) 例えばアレフ、主流派におきましては、麻原彰晃の写真を礼拝したり、現に行っておりまして、両派共に麻原彰晃の影響力は極めて強く残っているものと認識しております。
先ほど平沢先輩にお伺いしましたら、この足立区の施設というのは、麻原彰晃、教祖ですね、収監されている東京拘置所のすぐそばだというじゃないですか。そうなんですよ。まさしくここが今全国の拠点になろうとしているということは、私が言うまでもなく、公安調査庁はわかり切っている話ですよ。
同書によると〇二年ごろから、松本智津夫死刑囚(教祖名・麻原彰晃)の一部近親者が教団運営に口を出すなどし「裏支配体制」がスタート。内部が分裂するなどしたという。 最近では、松本死刑囚への帰依を続ける「原理派」が実質的に運営しているといい、野田氏は同書で「現在の原理派連中がたどっている道は、九五年までの教団武装化の過程とまったく同じです。
改めて申し上げますが、いまだに麻原彰晃の写真を置いて、その教義であるタントラ・バジラヤーナを唱え、閉鎖的な体質は全く変わっておりません。 私も、先般、金沢で行われた金沢方式による説明会に参加をさせていただきました。施設の周辺住民、金沢市の防災課、石川県警、そして公安調査庁、いわゆる四者が定期的に情報交換をしながら協議をし、見守っていこうと。
○千葉国務大臣 オウム真理教の現状について、公安調査庁においては、その実態解明にこの間努めておりますけれども、主流派及び上祐派ともに活発な動きを展開しており、依然として麻原彰晃の影響下にあるなど、本質的な危険性を引き続き保持している、こういう認識のもとで対応をさせていただいていると承知しております。
○森まさこ君 今大きな影響を与えた事件というふうにおっしゃっていただきましたが、例えば松本サリン事件、地下鉄サリン事件、坂本弁護士一家殺害事件の首謀者である麻原彰晃こと松本死刑囚、奈良市女児誘拐殺人事件の死刑囚、名古屋やみサイト殺人事件の死刑囚など、世間を大きく騒がせた、影響の大きかった事件もあります。
○馳委員 オウム真理教の教組麻原彰晃、いまだにその写真を置いて、教義であるタントラ・バジラヤーナを唱えておる集団であるということ、これは報告が行っていると思います。 松本智津夫被告、平成十八年でしたか、死刑判決がなされておりますが、さて、大臣、死刑執行命令書に署名をされるでしょうか。
(河村国務大臣「そうです、十月七日ですね」と呼ぶ) これはどういうことかというと、少しわかりやすく言いますと、私が十月七日の本院の予算委員会で質問したのは、オウム真理教という、麻原彰晃教祖が党首として真理党という党をつくって、二十五人の衆議院候補を出して、東京などを中心に戦ったときがある。幸いにして、有権者が一人も当選をさせなかった。