1985-03-08 第102回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
米麦価比は約六五%、六四・八%であり、昭和六十年は、最近消費者米価を上げましたから三百五円パーキログラム、麦の方は六十九円パーキログラム、それで格差は二二・六になりました。このことを格差の比だけで見るならば、昭和二十七年には約六五%の格差、現在は二二%の格差、米麦価比は約三分一になっておる、こういうことであります。
米麦価比は約六五%、六四・八%であり、昭和六十年は、最近消費者米価を上げましたから三百五円パーキログラム、麦の方は六十九円パーキログラム、それで格差は二二・六になりました。このことを格差の比だけで見るならば、昭和二十七年には約六五%の格差、現在は二二%の格差、米麦価比は約三分一になっておる、こういうことであります。
現在なおそういうやり方が必要かどうかは若干の議論があり得ると思いますけれども、これは従来通りと言うと語弊がありますが、昨年いたしました通り大麦について対小麦価比による加算をいたしたいと思っております。裸麦につきましては、同じ考え方によりますと加算ではなくて減額ということに相なります。昨年もそういう結果になったわけであります。従いまして、その点はとらないということになるのであります。
また麦価の場合においても、小麦価比というものが落ちておる。そういう点は、一つの従来の大蔵省の考え方が、現実に具体的になって現われておるのではないかと思いますし、その結論としては、結局食管特別会計においては、赤字を税金によって埋める必要はないのだ、健全化ということは、独立採算でいけということであるというふうに、従来の大蔵省の主張から見まして、一般はとりがちなのです。
それを、従来続けてきたところの対小麦価比を今年の予算麦価には入れておらないということは、もうすでに麦価格を切り下げておる。米の場合でも同様です。もしそうした場合に、米価審議会なりその他の意見によって、これを修正せざるを得なくなる場合があるかもしれぬ。そうなれば、今主計局長がいろいろとそうでないゆえんを言われましたが、さらにどこからか金を持ってこなければ、この増大する赤字の埋め方がつかぬことになる。
今われわれの調べたところによりますと、三十三年の麦価の算定については、対小麦価比は織り込んでないように見受けるのでありますが、小麦価比はどのようにお取り扱いになるおつもりでありますか。
すなわち、昨年まではもっぱら麦の価格との均衡を考えまして、いわゆる対麦均衡と称するもの、これは二十五年、六年と二十七年の麦の収支の差額に見合う程度に、タバコの同年における赤字を補てんするという率を対麦均衡と称しておりますが、この数字一・二%を加算いたしますのと、さらに当年の麦価決定の際に、裸、大麦の小麦に対する価比、いわゆる小麦価比と称するものを加算いたして参ったのでありますが、現在におきましては、
すなわち生産構造の変化によって、基準年次をそのままスライドすることに問題があるという御意見等は、ごもっともと考えるのでありますが、われわれといたしましては、従来も、ひとりパリティのみを算定の基礎として最後的に決定をいたしておるのではございませんで、たとえば対麦均衡、あるいは小麦価比等、相当の調整をこれに加えて最後的に決定をいたしておるのでございます。
その加算いたします額といたしましては、当心安につきましては、パリティ指数だけではなくして、たとえば大麦、裸につきましては、当時の大麦、裸の需給情勢を勘案いたしまして、対小麦価比というようなものをば大麦、裸麦にそれぞれ加算いたしておるのでありますけれども、その加算したる絶対額をは、生産数量と加重平均いたしまして、産麦に加算いたされましたパリティ指数以上の額をばやはりタバコに加えるというような決定、をいたしております
その調整をいたします基準でございますが、これは基準年度における対小麦価比でありますので、六ページの上から五、六行目にありますが、大麦が八七・六、裸麦が一〇四・一と、こうなっております。
○説明員(武田誠三君) 二十八年の大麦、それから裸麦の価格をきめました際に、対小麦価比を使いまして加算をいたしております。これは御承知のように、二十七年に間接統制に移りました。で、小麦につきましては、政府への買い入れが相当進んだわけでありますが、大麦、裸麦につきましては、ほとんどまあ自由流通の形になりました。価格それ自体が非常に不安定な形になったわけでございます。
○堀本宜実君 あれはどうして小麦価比を……。これだけじゃありませんが、今までにもいろいろ、食糧庁でも計算をされる基礎になるべき価格を、いろいろなところにお変えになるように思うのでありますが、小麦価比にすることにおいて価格が上る、一般国内産麦が上るというような考えか、あるいは、もし小麦麦価を基礎にしたときにそれが下るようになったのか、そういうことはおわりじゃございませんか。
○説明員(武田誠三君) 麦の買入価格につきまして小麦価比を使いましたのは、二十九年と三十年でございます。昨年は小麦価比はたしか私使わなかったように記憶をいたしておりますが、ことしの予算麦価につきましては、小麦価比は使っておりません。
これは、この予算におきまして大麦、裸麦の対小麦価比の加算が落されているから、こういうふうな関係に出てくるのだろうと思うのでありますが、間接統制下におきましては市場価格の実勢を反映させるということは妥当な措置でありますので、昨年産麦の算定方式を本年産麦においても当然継続されまして、対小麦価比の加算をつけられることが妥当なものであろうと考えられるのであります。
五月末の農業パリティ指数に基きまして価格算定を行いまして、麦の場合に考えられております小麦価比——小麦、大麦、裸麦等についていろいろ比率が変っております。そういう比率を考えて加算をいたしまして、全体としての葉タバコの収納価格の水準をきめまして、それを基礎にいたしまして種類、等級別の具体的な価格をきめる、こういうことにいたしているわけであります。
大麦、裸につきましては、いわゆる小麦価比を考えて行くということも、生産事情及び経済事情というものが反映して小麦価比をとつておるのだ、裸麦の価格は昨年度におきましてもパリテイ価格よりも高くきめたという事情があるわけでございます。これに更に特別加算、昨年度におきまする事情によりまして特別の加算を見たわけでございます。
例えば従来の「いも」の価格の決定は、一番大きなウエートはやはり対麦価比、対米価比、ここに一番ウエートを置いたはずなんです。従つて価格のきめ方等も米価、麦価の決定と同じような要素で決定して来たと思うのです。ところが今度は対米、対麦価比というものが非常に下つております。又何といつても米と同じように非常な凶作です。
○政府委員(前谷重夫君) 非常にむずかしい問題でございますが、実は河野委員のお話のございました対米、対麦価比、これは御承知のように昨年度におきましても甘藷の価格をきめます場合に、対米価比、対麦価比では相当下廻る形になつておつたわけでございます。でございますので、これは昨年度におきましては一つの制度でなくして、行政的の措置としていろいろな事情がございまして、ああいうふうにきまつたのでございます。
旧パリテイの当時におきまする対米価比でございますね、或いは対麦価比、これに対しまして旧パリテイにおきまするパリテイ指数の上昇、こういう形で以て考えておる対米価比なり、対麦価比というものを、そういう意味で考えておるわけであります。