1981-06-26 第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
このことは生産者麦価、麦の政府買い入れ価格の算定見直しの提言だ、こういうふうに言われているわけでありますけれども、農林水産省もこの算定方式変更の必要性というものを昨年の六月ごろから盛んに、これは武藤農林大臣等も話をし、さらに新しい亀岡大臣も、ことしに入りましても、こういう問題について算定見直しをかなり強調した時期があったわけであります。
このことは生産者麦価、麦の政府買い入れ価格の算定見直しの提言だ、こういうふうに言われているわけでありますけれども、農林水産省もこの算定方式変更の必要性というものを昨年の六月ごろから盛んに、これは武藤農林大臣等も話をし、さらに新しい亀岡大臣も、ことしに入りましても、こういう問題について算定見直しをかなり強調した時期があったわけであります。
そこで、単刀直入にお尋ねをいたしますが、農林省が発表した麦価、麦の売り渡し価格の引き上げ、一これは国際価格は逆に下がりぎみなんですけれども、実際に従来の逆ざやを埋めるという意味も含めて、七月に二〇%ないし三〇%程度の引き上げをやりたいということが言われておりますね。あるいは従来は生産者米価と消費者米価を別々に諮問しておったのですが、これを同時諮問をする。
ましてや例の麦価、麦の政府の売り渡し価格は、輸入の問題でたしか二・八%下がったはずですね。下がったはずなのに、食パンのほうは十円上げて六十円にしてしまっておるという事実がある。原料が下がっておるのに小売り価格は逆に上がっておる。そういうものが食いものの値段なんです。いまあなたのほうがおっしゃっておるような、これだけのものだといって言っておるけれども、下がったものですら上がっておるのです。
たとえば官房長官と対立して罷免をされた平野力三農林大臣、遺家族援護の問題で党と衝突をしてやめた橋本龍伍厚生大臣、文教政策で対立をした天野貞祐文部大臣、麦価、麦の値段、これで対立をいたしました内田信也農林大臣、あるいは吉田総理が懲罰委にかけられるので、これに同調をしたというのでやめさせられた廣川弘禅農林大臣、あるいは国防会議構成法を提案をしたけれども、それが国会で審議未了になったというので直ちに辞表を
それで先般も米価審議会等で麦価、麦に対する対策についていろいろ懇談の会もありました。私どもといたしましては、できるだけこの裏作を通じまして、生産性をあげてもらいたいのでありますから、決しておろそかにしているわけではありません。けれども他に有利なものが出てくるならば、どうもやっぱりそういうものは転換していく傾向にあることは否定できないと思います。
国内麦生産を安定せしめるため、拡大再生産費を償う価格、つまり、政府のいうパリテイ価格ではなくして、少なくとも二十六年度におけるところの麦価——麦の再生産費は八千円といわれてありますが、こういうような値段で、農民の希望に応じて政府の無制限買入れを保証し、増産対策として、特に治山治水の徹底、畑地灌漑、地方培養、畑作機械化の促進、土壤の侵蝕防止等について根本的施策を即時実施すること。