1970-09-04 第63回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
「柔剣道愛好会、拓禅会も届出られた団体であるとすれば未届け団体に最大の問題ありとされてはきたが、むしろ問題が大きいのは麗沢会傘下の諸団体や、その「予備軍」ともいうべき同好会等の届出団体の方ではないかと思われる。」、こういうように学校が正規につくった団体関係小委員会の報告の中でも、正規の学生団体こそが問題なんだということを強調して書いているわけですね。
「柔剣道愛好会、拓禅会も届出られた団体であるとすれば未届け団体に最大の問題ありとされてはきたが、むしろ問題が大きいのは麗沢会傘下の諸団体や、その「予備軍」ともいうべき同好会等の届出団体の方ではないかと思われる。」、こういうように学校が正規につくった団体関係小委員会の報告の中でも、正規の学生団体こそが問題なんだということを強調して書いているわけですね。
そうしてまた中曽根さんが拓大の総長であり麗沢会の会長だということもこれはまた客観的な事実ですよ。中曽根さんが最大の責任者だということは、これは否定すべくもない事実です。しかも、いま大臣は中曽根さんは精一ぱい努力しているというふうに言われましたけれども、その中曽根さんの精一ぱいの努力なるものの内容が問題じゃないですか。
そうしてさっきも申しましたけれども、総長が会長をやっている麗沢会、これと学生自治会というのは、これも形の上では表面は分離されていることになっているけれども、麗沢会の常任委員に入っている学生六名の中で三人は自治会の役員という仕組みになっている。
この中で当面の要求としていることは、先ほど言ったような麗沢会というもの、これを直ちに解散してほしい、学内での暴力行為、凶器所持について全面的に禁止し、断固として取り締まってほしい、柔剣道愛好会、拓禅会その他暴力団体を直ちに解散させてほしい、総長講話をやめてほしい、学生の自治を認めよというような、こういうような要求が出されているわけでございます。
そしてまた、四十四年の四月、麗沢会の機関紙「扶桑」についても、これについての自分の都合の悪い点については伏せ字でもって発表している。そうして、それをまた回収していると。そうして、いろいろな意見を出したものについては、学生大会や、いろいろな場で発言したということで、学内にある麗沢湖という池の中に突っ込んでオッスというのを五十回も叫ばされるという事件が起こっている。