1961-03-28 第38回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第2号
法隆寺の壁画が燃えましたのは昭和二十四年の一月二十六日でございますが、その後、文化財保護委員会が発足後、火の不始末等によって焼失いたしましたのは、愛知の鳳来寺山、東照宮の御供所、それから山梨の金桜神社、それが三十年十二月でございます。その後、延暦寺大講堂が三十一年十月に焼けております。
法隆寺の壁画が燃えましたのは昭和二十四年の一月二十六日でございますが、その後、文化財保護委員会が発足後、火の不始末等によって焼失いたしましたのは、愛知の鳳来寺山、東照宮の御供所、それから山梨の金桜神社、それが三十年十二月でございます。その後、延暦寺大講堂が三十一年十月に焼けております。
最近延暦寺を初め山梨県の金桜神社、愛知県の鳳来寺山東照宮など、国宝や重要文化財の建造物が相次いで焼出しており、また本委員会においてしばしば問題になっております正倉院の有料観光道路等による被害問題等もありますので、その被害状況、管理の実際等について実情を調査し、文化財保護の万全を期するため現地に委員を派遣いたしたいと存じます。