1956-12-01 第25回国会 参議院 外務委員会 第7号
○加藤シヅエ君 次に伺いたいことは、この批准が行われますと、少しも早く抑留者を返してもらいたいというのは、国民の真実の声でございますが、先だって鳩山書簡をお送りになりましたところが、ソ連側におきましては、抑留者をすぐ返すような準備を運ぶというような希望には沿いかねるというような、それにはいろいろな手続きが要るので、まだ時間がかかるというようなことであったということを新聞で発表を見ました。
○加藤シヅエ君 次に伺いたいことは、この批准が行われますと、少しも早く抑留者を返してもらいたいというのは、国民の真実の声でございますが、先だって鳩山書簡をお送りになりましたところが、ソ連側におきましては、抑留者をすぐ返すような準備を運ぶというような希望には沿いかねるというような、それにはいろいろな手続きが要るので、まだ時間がかかるというようなことであったということを新聞で発表を見ました。
それのみならず、ブルガーニン・鳩山書簡並びに私とグロムイコとの間の文書、この公表方につきまして、私はグロムイコと直接話し合いをいたしました。先方も異存がなく、これをシェピーロフ外務大臣並びにブルガーニン総理大臣に諮りました上で、この公表方を向うも伺意いたしましたので、公表いたしました。皆さんのお手元にも配付してあるわけであります。
この前の委員会のときに、外務大臣に、先ごろ鳩山書簡を持って行かれた藤山氏が、どういう内容のものを持って行かれたかということに対して御質問を申し上げました。
その意味であなたはこうした誤解を一掃する意味においても、ただいま戸叶君が質問をいたしました藤山特使が携行した鳩山書簡、いわゆる鳩山回答というものが、日比賠償の基本的な問題に触れたものであるかどうか、具体的に言えばマグサイサイ大統領の昨年末の書簡に対する回答なのか、藤山特使が新たなる任務を帯びて参ることに対する紹介的なものであるか、この点を明確にしていただきたいと思います。
そこできょうははっきり伺いたいと思ったのでけれども、時間がないようでございますのでこの次の機会に伺いたいと思いますが、ただ一点伺いたいことは、藤山氏が持っていかれますところの鳩山書簡なるものの中には貿易拡大のことが主として書かれておったのか、それともさきのマグサイサイ大統領から申込まれた賠償を、大体日本が承諾したという意味のことを書いた親青であったか、あるいは両方書かれたものであったか、この点だけ伺
きょうの午前のUP電を見ますと、マニラ・クロニクルがあさっての月曜日の日本時間十二時に鳩山書簡を同時発表するというようなことを伝えてきております。
私は、この吉田書簡は吉田書簡であって、鳩山書簡ではないと思っております。これはもちろん条約でもありません。昨日来今度の日米共同声明の効果の問題とか責任の問題になっておりましたが、 〔中曽根委員長代理退席、委員長着席〕 私は大体この吉田書簡というようなものは、日本の外交政策を将来にわたって拘束する正式の外交文書であるとは思わない。