2005-02-17 第162回国会 衆議院 憲法調査会 第3号
先ほど、鳩マンダーの話が出たり、柴山先生から小選挙区なら別だと言われましたが、確かにカナダの選挙の実情などを見ると、支持が五一%を超えるとどんとひっくり返ってしまうような議会の数の変化が生まれます。そういうような中では、確かに三分の二で発議するというやり方もあるかもしれません。
先ほど、鳩マンダーの話が出たり、柴山先生から小選挙区なら別だと言われましたが、確かにカナダの選挙の実情などを見ると、支持が五一%を超えるとどんとひっくり返ってしまうような議会の数の変化が生まれます。そういうような中では、確かに三分の二で発議するというやり方もあるかもしれません。
そのために、鳩山内閣では、鳩マンダーと言われて、小選挙区制を提案した。それはすべて自主憲法制定が最大の悲願であったということなんですよ。
角マンダー、田中角栄、鳩マンダー、鳩山一郎、絶対多数を持っていたのですよ。しかし、やりませんでした。少数意見も聞きながら、モラルと、やはりそれなりの常識を持って選挙制度というものは御決定をいただきたいと思います。 次に、一票の格差の問題が、本年、国勢調査の年に当たっております。選挙区画定審議会、これが開かれ、確定値は一年後にしか出ませんが、定数の格差是正をやらなければいけません。
これは、この前も、鳩マンダーと言われるような鳩山内閣の選挙区制のときにも非常に問題になりましたように、そのときは調査会でございましたが、七割までは小選挙区制論者によって固められておるのじゃないか、そういうことを言われ、また、今回は九割以上小選挙区制論者によって固められておるようでございます。
こういう法律案や小選挙区法によって、鳩マンダーと言われておるような、露骨に選挙区割が行われるような数々の法律案は、当然民主主義と平和を守ろうという立場にあるわれわれが、どうしてもこれを阻止しなければならない、阻止することが日本の国の将来のためであると考えるから、従って抵抗もそれ相当の強いものが出てくることは、これはやむを得ない実情であると私は考えております。
ただ、しかし、調査会案はできる、政府案が出てくる、この間に今までの世論ががらりと変ってきたというのは、この政府の作った、区画割りに関してこれがはなはだしい鳩マンダーだ、太田マンダーだ、こういうことを言われる原因になったし、そのことが非常に大きな今日世論の反撃を食う原因になってきた。