1951-03-14 第10回国会 参議院 外務委員会 第8号
その他捕獲に関しまして、いろいろ通報を完全に履行しなければいかん、報告をいたしまして、そうしてこの立派な統計資料その他のものを作成して、鯨族保護のためにそのデータを利用して行くように取りきめてあるのであります。 以上のほか加入国は関係法令の制定、改訂の場合や、捕獲、生産の結果と、委員会の指定する事項をその都度この委員会に報告すべく規定してあるのであります。
その他捕獲に関しまして、いろいろ通報を完全に履行しなければいかん、報告をいたしまして、そうしてこの立派な統計資料その他のものを作成して、鯨族保護のためにそのデータを利用して行くように取りきめてあるのであります。 以上のほか加入国は関係法令の制定、改訂の場合や、捕獲、生産の結果と、委員会の指定する事項をその都度この委員会に報告すべく規定してあるのであります。
そのうち委員側から、講和條約を待たずに、この條約に急いで加入する特別の理由があるかと事の質問がありました、が、これに対し政府側からい鯨族保護の見地から條約に加入して国際義務を遵守することは、わが国の国際信用を得るためにも望ましいことであり、かつ現在南氷洋に操業しておるわが国の捕鯨船団等について政治的その他技術的に受ける利益があり、また今後例年開かれる捕鯨委員会に日本代表が出席してわが方の主張をなし得
他の国よりも非常に遅れて出漁したにかかわらず、鯨族保護という意味において南氷洋の捕鯨に、條約をもつて取締りを設けるという、そういつた諸種の條約に参加することは、捕鯨業の後進国としては利益でないという考え方が、主として日本の業界にあつたということが、一番大きな原因と今まで私どもも予解いたしております。
○草葉政府委員 ただいま御承認をいただきました国際捕鯨取締條約につきまして、今後正式に加入いたしました上は、本委員会において御審議を願いました御精神並びにその御趣旨に十分のつとりまして、鯨族保護のため今後取締りを十分にたしますとともに、この條約の精神を遵守いたしまして、今後積極的に国際協力の実をあげて参りたいと存じている次第でございます。