1961-08-31 第38回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第2号
それがたまたま鮮銀券も日本銀行券も正金券も、また連銀券もともに通用していた。そういう時期であったのをいいことにして、連銀券しかまかり通りません、だから、ほかの通貨で供託したというのはうそでございます、よって百分の一でございますと、こう来るのです。こういう事実のあることも一つ考えられて、これはあとで、あなたの方で扱いますね、あとでお見せしますから、一つ処置してもらいたい。
それがたまたま鮮銀券も日本銀行券も正金券も、また連銀券もともに通用していた。そういう時期であったのをいいことにして、連銀券しかまかり通りません、だから、ほかの通貨で供託したというのはうそでございます、よって百分の一でございますと、こう来るのです。こういう事実のあることも一つ考えられて、これはあとで、あなたの方で扱いますね、あとでお見せしますから、一つ処置してもらいたい。
○岡田宗司君 そうしたら、もう一つ先にさかのぼって、鮮銀券と日銀券とが正規の関係にあった時代のときをとっても別に悪くはないわけですな、任意にそういう時期を選ぶなら。
○土田國太郎君 それで、しかもその鮮銀券に記載は、その一円は、かりに一円としましょう。日銀はその鮮銀券をもっていっても支払う義務がないという解釈ですか。日銀へ鮮銀券を持っていって同じ額面の日本円をもらうことはできないということになるのですか、あなたの解釈では。
鮮銀券には、先ほど岡田さんから御質疑に相なった問題なんですが、鮮銀券の一円はイコール日銀券の一円だと、こういう解釈を敗戦前まではしておったじゃないですか、鮮銀券と日銀券の……。
それが朝鮮の地域におきまする、かりに臨時軍事費を必要とするというような場合におきましては、日本銀行券をまず鮮銀に払い込む、その結果鮮銀は、朝鮮においてそれに見合う鮮銀券を発行するという格好で、一種の送金に似たような操作はいたしておりましたが、北支におきましては全然そのような、送金をするというような方法での資金調達はいたしておらなかったわけであります。
これに対しまして朝鮮銀行及び台湾銀行の場合におきましては、内地で払い込まれた日本銀行券、これがそもそも鮮銀券なり台銀券発行の準備になるわけであります。それを内地に置きまして、そういう形で準備にいたしまして、これが御承知のように国債その他の形になってくるわけでありますが、現地において払い出しに必要な資金は、発券の機能によっても支弁できたわけであります。
その当時換算率を作りました鮮銀券、儲備券、満洲中央銀行券、それから連銀券、そういうものにつきましてはその公館借入金の時のレートをとつたのでございます。
ところがこの政治的な一対二〇〇だとか、一対一五だとか、或いは又今度は鮮銀券を人民券に変える場合のレートだとか、そういつたようないわゆる政権が変ることによる政治的なレートということも作用したのもありましようし、或いはそれ本来のインフレーションもありましようし、現在のいわゆるカレント・レートで結び付けますと、ひどく非常識なレートと申しますか、ものになつたわけであります。
従いまして通貨がそれぞれ異なつておりますと、それぞれの通貨について円との評価をきめるわけでございますから、これを地域別に大きくわけまして、たとえば朝鮮関係は朝鮮部会、これは鮮銀券の問題を主として扱います。
これは地域別になつておりまして一口に言えないのでございますが、おもなものだけ申し上げましよう、満銀券が一億二千九百九十五万、それから東北流通券が九百十九万、鮮銀券が七百七十万、連銀券が一億二千百八十九万、法幣が二千二百二十七万、儲備券が二億四百七十四万、大体そういう概数になつております。
○国務大臣(池田勇人君) 聯銀券、鮮銀券、台銀券等とガリオア・フアンド、イロア・フアンドと全然関係ございません。聯銀券、鮮銀行券につきましては終戰後そのままになつております。
次に、もう一点伺いたいのでありまするが、ガリオア、イロア、それから鮮銀券、儲備券、台銀券、そういうようなものの処分がこうなつておるか、この現状について伺いたい。