1959-12-26 第33回国会 衆議院 本会議 第27号
(拍手)その典型的な例を参議院選挙の鮎川派に見ることができるのであります。数億円の大金をばらまいて国民の代表として国会に臨むという悪習慣は、岸内閣によって初めて作られたのであります。買収金額において、まさに世紀の新記録を打ち立てたと申さなければなりません。
(拍手)その典型的な例を参議院選挙の鮎川派に見ることができるのであります。数億円の大金をばらまいて国民の代表として国会に臨むという悪習慣は、岸内閣によって初めて作られたのであります。買収金額において、まさに世紀の新記録を打ち立てたと申さなければなりません。
あるいは、かりに地方の検察局がそういう態度であったとしても、鮎川派の容疑に対しては、総括的責任者でもない者にまで起訴をしている。逃亡をしているにかかわらず起訴をしている。
○政府委員(竹内寿平君) 公訴事実そのものを申し上げますことは、まあ起訴状一本主義の建前になっておりますので、直接は申し上げかねるわけでございますが、趣旨だけを申し上げますと、上野浩氏の場合には、今次の六月二日の参議院議員選挙に際しまして、鮎川派の運動員でありますが、その運動員として、候補者を当選せしめる目的で、篠塚という人に、選挙運動者に対する報酬等に充てさせる目的で、現金を三回にわたって約百万円交付
しかし今度は、今占部委員が例に出しました鮎川派のような場合は、まあ逃亡者も起訴事実に該当するような内容があれば、これを起訴するという試みをしてみたのだ、こういうような御答弁もございましたが、今まで検事などの会同で、検事総長なりあるいは監督の衝に当たる者が、一体起訴容疑の濃厚な者で逃亡をしている者に対して、時効を無効にするために起訴をしろというような一体指導はなかったのか。
すでに鮎川派の方では、さっき阿部委員から言われたように、何百人というものが取り調べを受けて、何十人というものが起訴されて、ほんとうに参議院議員というものは、金の何千万もやって買収すれば参議院議員なんてなれるんじゃないかということで、威信を傷つけたということが一つ。