新しい二百海里時代が来たという根源は、それぞれ沿岸国が、資源有限ということで、魚群というもの、魚源というものの確保、そしてこれを増大をしていくということから出てきておるわけであります。
○国務大臣(園田直君) 御指摘のとおりに、魚源、資源の確保、養殖、科学調査等については、両方がお互いに協力をしてやるという方針で、そのもとから必要な魚をとる、こういうことに持っていくべきだと思いますが、趨勢としては、世界各国とも漁業については相当厳しい規制が出てくるわけでありますから、ソ連の方はソ連の方でつらい立場もあるわけでありますから、お互いに相互理解をして、いま言われたとおり、魚源の確保、その
しかしながら、最近の近海漁業というものは、次第に魚源が枯渇してまいりまして、そして遠方の海域から、外国から輸入していく、冷凍ものがたくさんに来る、こういうふうになりまして、したがって生きた魚はわれわれは食するわけにはいかないというのが、だんだん追い詰められた現状ではないだろうか。
特に、北方問題等でソ連のいうあの十二海里の中に入れないためもあって、非常にその点は魚源が不足しているという点で、われわれは高いものを食べているわけです。ですから、私たちはこういったもので制限をされたためにサケ・マスがとれない。したがって高いものを食べなくちゃいけない。
この北洋漁業については、非常に最近業者が採算がとれなくなっている、これではもう将来に見切りをつける以外にない、こういうふうにいっているわけでありますが、一つは魚源保護という点と交渉のきめ手となるような抜本策を考える以外にないと思うわけでありますが、農林大臣はその抜本策についてどのような考えがあるか、まず伺いたいと思います。