○鬼丸説明員 災害復旧事業の進捗の割合につきましては、従来緊要な工事については三ヵ年で三・五・二という割合で実施いたしておりますが、御指摘のように非常に激甚な災害で、その地方におきまして消化能力も相当あるという場合には、実際は三ヵ年の三以上に実施させている例も相当ございます。
○鬼丸説明員 昭和三十六年度の予算の概算要求のうち、特に重要な事項につきましてごく概要を申し上げますと、この前に概算要求として正式に要求いたしました総額は三千百六十九億余になっております。これは全部国費関係でございまして、このうち公共事業関係の国費分が二千四百八億余に相なります。従いまして、残りの七百六十一億余は行政部費関係ということになります。
○鬼丸説明員 建設工事が年々非常に伸びてきておりまして、特にその中でも公共工事が大きな部分を占めておることは、ただいま山中先生の御指摘の通りでございますが、これをいわゆる請負の形で担当します建設業者、これは現在七万五千軒近くの業者がございます。
○鬼丸説明員 ただいまお話しの資料の件につきましては、私どもの手でまとまっておるものは、できるだけ詳細なものを提出さしていただきたいと思います。ただ、建設工事全体の不正工事等の集計は、ちょっと私どもの手ではとれないかもしれません。どうぞ一つ、この点は別の機関からお聞き取りいただくようにお願いいたしたいと思います。
○鬼丸説明員 お尋ねの前段の、建設省の道路政策上どう考えておるかということでございますが、これは根本的には道路運送法の今後の運用なり、あるいは道路運送法自体のあり方という問題につきまして、研究の余地はございますけれども、現在までのところでは、建設省のとっております道路政策にこの自動車道がマイナスの影響を与えておるということはございません。
○鬼丸説明員 現在日本道路公団におきまして、ただいまお話のように、日比谷に駐車場の建設工事を進めておりますが、これは民間の会社に経営をまかせるという考え方ではございませんので、直接経営するという建前をとっております。ただ一部のサービス的な業務につきましては、委託をするということが考えられるように承知いたしております。なお料金等につきましては今後の問題でございまして、まだ確定いたしておりません。
○鬼丸説明員 ただいま御指摘の点につきましては、私も実情を十分調査いたしておりませんので、さっそく調査いたしまして、お話の通りでございますればごもっともでございますから、十分善処させていただきたいと思います。
○鬼丸説明員 資力がある場合には災害復興住宅と一般貸付の特別ワクの住宅、どちらでも受けられるわけでございます。なおその資力の点の説明がちょっと足りませんが、一般貸付の住宅の融資を受けます場合には、資力——償還能力でございますが、将来に向って返せるという償還能力という意味が、むしろ大事になっておるわけでございます。
○鬼丸説明員 先ほど申し上げましたように、一般貸付の特別ワクというのは、三十坪以下の建物について、選考で貸付を決定いたします。もし償還能力が十分あるということで御希望があれば、間違いなく一般貸付からお貸しできるというふうになっております。
○鬼丸説明員 今の、同じ方が同じ敷地内に増築の形で資金の貸付を受けました場合には、償還能力はもちろんきちっと審査されますが、今までの金の償還プラス新しい増築資金の償還、こういうことに相なるのでございます。
○鬼丸説明員 災害公営住宅の建設は、御承知のように、その費用の三分の二を国が補助いたしまして、市町村なりあるいは県がこれを建てて管理するというものでございますが、お尋ねの第一点の補助率の問題でございますが、公営住宅法が施行されましてから、災害の場合は、通常三分の二を補助いたしております。ただ二十八年の災害のときの場合にのみ、特例として高率補助が適用されたわけであります。
○鬼丸説明員 ただいまお話しのモデル住宅の融資をやったらどうかということは、住宅金融公庫で、去年ございましたか、一部やりましたが、今回の災害の場合も、先ほど申し上げました災害復興住宅のほかに、普通の一般貸付の中から、特別ワクとして融資する分を用意いたしておりまして、これでございますと、御承知のように三十坪までの住宅につきまして、現在の運用では十五坪分を融資いたしております。
○鬼丸説明員 公営住宅の家賃の減免の問題につきましては、実は災害公営住宅だけでなく、全体の家賃のとり方の問題といたしまして、いろいろ今検討しておる点もございます。
○鬼丸説明員 住宅災害対策につきましては御承知のように、公営住宅の建設、それから災害公営住宅として特別な建設をやっていく住宅金融公庫によります災害復興住宅の融資、なお同じく住宅金融公庫によります、一般貸付からの特別ワクで融資をするという三本建の対策でやってきておるわけでございます。
○鬼丸説明員 大臣から御答弁がございましたように、災害公営住宅は、三割までが原則になっておりますけれども、それ以上要望に応じてできるだけ建設して参るように取り運びたいと存じております。これは、坪数は一戸当り約十坪のものでございます。そのほかに、御承知の住宅金融公庫の融資による災害復興住宅、これは、新築と補修と両方ございますが、これを相当希望に応じまして、できるだけすみやかに供給して参りたい。
○鬼丸説明員 前会の御報告の中で能代、大館の火災復興事業に関しまして、防火建築帯事業の国庫補助金が非常に少いために、事業が思うようにできない、強力に推進していただきたいという御指摘と御要望がございましたが、この点、まことにごもっともでございまして、従来この補助予算が単年度予算であり、また年々相当増減いたしております。
○鬼丸説明員 ただいま御指摘の公団住宅の虫害の状況と、それに対する対策をかいつまんで御説明申し上げます。七月七日の読売新聞であったと思いますが、キクイムシの害が相当あったと出ておりますが、この虫は、正式にはタケノコシンクイムシというものと、それに類する、ほかにもう二種類あるようでございます。
○鬼丸説明員 産労住宅の融資の実績から見ますると、御指摘のように中小企業、具体的に申しますると、従業員を三百人以下使って起る中小企業の方面の利用状況は、あまり芳ばしくない結果が出ております。三十二年度の実績を一例として申し上げますと、中小企業の利用しました件数は、全体の二九%という状況でございます。ですから、七一%は比較的大企業がこれを使っておるというふうになっております。
○鬼丸説明員 ただいまお話しの趣旨はよくわかるのでございます。従いまして、お話しのように別ワクと申しますか、中小企業向けの一つのワクを設定して、ほかの大企業向けの貸付条件と違った条件で融通するような方策を検討して参りたいと考えております。
○鬼丸説明員 三鍋先生しもよく御承知のように、現在の住宅対策上の問題はいろいろございますが、率直に、今後の対策を実施する上にも問題と考えられておりますおもなことを申し上げますが、一つは、広い意味の税金その他を合めました家賃の問題をどう処理するかということが、まず第一点であろうと思います。
○鬼丸説明員 公団住宅につきましての三十年度から三十二年度にわたる進捗状況の最近の総合的な実績が判明しておりますが、まだここに資料としては用意いたしておりませんので、御要望がございましたら、後ほど提出させていただきたいと思います。
○鬼丸説明員 先ほどちよつと申し上げました、東京都の組合員一千名について調査いたしました結果、まとまつておるところによりますとたとえば被害といいますか、不正行為のうちにもいろいろなケースがありますが、大別いたしまして、詐欺的なこと、ないしは横領的なこと、その他というふうにわけて比べておりますが、結局総計百七十件のうち、これはそれだけしか件数が出て来ておりませんが、その件数のうちに、全然被害がなかつたというのが
○鬼丸説明員 不正行為等の実態調査につきましては、昨年の夏、東京都内の組合に加入しておりまする業者につきまして、無記名各自記入の形で調査をいたしました例がございます。
○鬼丸説明員 御説明申し上げます。この第九表の生計費と住居費の関係は、ここに書いてありますように、CPSによる一つの抜取りサンプリング調査でございまして、ここに出ておりまする家賃の計数等は、なかなか真相がつかめない数字が出ておるというふうに伺つております。申告によりまして調査いたしましたので、ほんとうの姿はこれには現われていないというふうに承知をいたしておりますので、御了承願いたいと思います。
○鬼丸説明員 二十七年度の公営住宅の建設計画につきましては、予算の計画といたしまして約二万五千戸に内定いたしております。この二万五千戸を全国的に配分いたします場合に、ある程度こういう特殊の優先入居の問題にからむ割当を考慮したいと考えておるのであります。
○鬼丸説明員 御説明申し上げます。現在この緊急措置令によりまして設定されております住宅に入居しております者の家賃の平均は大体三百円程度であります。しかし入居者の個々の生計状態を見ますると、先ほど局長から申し上げましたように、神奈川県が特に問題でありまして、しかもそのうち公営住宅の家賃の負担能力がないと認められます者は大体一割程度の世帯数であります。
○鬼丸説明員 移転料を補償するかどうかという点につきましては、私どもといたしましては、生活困窮者に対しましては補償すべきであるという考えを持つて予算の要求もいたしたのでございまするが、いろいろな折衝の過程におきまして遂に認められなかつたのでございます。
○内海委員長代理 ただいま提案者のほか、建設省側から住宅局長伊東政府委員、住宅局住宅企画課長鬼丸説明員、住宅局建築指導課長内藤説明員、住宅局住宅建設課長鎌田説明員、以上出席されております。当局に対する質疑があれば、あわせてこれを許します。質疑の通告があります。西村英一君。
○鬼丸説明員 住宅関係についてお答えいたします。ジエーン台風並びにキジア台風関係の住宅の被害は、それぞれ御説明のございましたように、相当甚大でございまして、住宅局といたしましては、被害状況を正確につかみますとともに、これが対策を急速に立てることに努力いたしまして、ただいまそれぞれ予算案を編成いたしまして、すでに要求中でございます。
○鬼丸説明員 お答えをいたします。午前中申し上げましたように、六千四百戸余りの応急住宅の新設を計画いたしまして、目下それぞれ予算化について折衝中であります。この点は先ほど安本の公共事業課長からもお話がございましたように、すみやかに具体的に決定すべく取運びまするようになお一層の努力をいたします。