2018-12-03 第197回国会 参議院 本会議 第7号
我が国企業も英国の都市間高速鉄道車両を現地生産し、自動車メーカーも英国に欧州向けの部品の生産拠点を置いています。 このように強い日英関係があるからこそ、英国のEUからの離脱は様々な影響を与えかねません。英国のTPP参加模索を報じた報道もありますが、いずれにしても、英国とEU、双方の状況を見ながら、英国が我が国との経済連携の枠の外とならないようにすることが不可欠であると考えます。
我が国企業も英国の都市間高速鉄道車両を現地生産し、自動車メーカーも英国に欧州向けの部品の生産拠点を置いています。 このように強い日英関係があるからこそ、英国のEUからの離脱は様々な影響を与えかねません。英国のTPP参加模索を報じた報道もありますが、いずれにしても、英国とEU、双方の状況を見ながら、英国が我が国との経済連携の枠の外とならないようにすることが不可欠であると考えます。
リニア中央新幹線の場合にも、超電導の技術だけではなくて、磁気シールド、高速鉄道車両、運転制御、電力変換、あるいは高精度の土木技術等々を含んで、この実用化への努力、量産化への努力、そしてそれがもたらす低廉化というようなことが、直接リニア中央新幹線とは関係のない私たちの生活一般で使われるいろいろな製品への普及、活用ということも出てくると、こういうふうに考えております。
先日、日立製作所の製作したイギリス向けの高速鉄道車両が引き渡されたというニュースがあったことは御案内のとおりでございます。八百六十六両ということでございますが、鉄道発祥の地の英国を走り回るという非常に夢が広がるようなお話でございます。また、これに関連して、新たにスコットランドでも受注に成功したというふうに伺っております。これは、今後非常に大きなビジネスに育っていく予感がするわけでございます。
日本が、先ほど来いろいろとお話が出ておるわけでありますが、イギリスへ高速鉄道車両を売り込むため攻勢を掛けていた時期に私は重なってWTOの会合に出席をいたしました。そこで、日本の安全基準が高過ぎるため、この鉄道分野においてはEU諸国から総攻撃を受けました。日本の市場への参入が難しいのは市場の閉鎖性によるものではないのか、このようなことを言われました。