1996-04-10 第136回国会 参議院 本会議 第10号
だとすれば、一九八五年七月にフランスの高速増殖実証炉スーパーフェニックスで少量のナトリウム漏れ事故が発生し、調査の結果、二次系配管の温度計さやがナトリウムにぶつかって振動したことが原因とわかったため、振動しにくい短いさやに交換したという、こうした事故の経験も生かせていない上、「常陽」の成果も生かされていないということをどのように考えればよろしいのでしょうか。
だとすれば、一九八五年七月にフランスの高速増殖実証炉スーパーフェニックスで少量のナトリウム漏れ事故が発生し、調査の結果、二次系配管の温度計さやがナトリウムにぶつかって振動したことが原因とわかったため、振動しにくい短いさやに交換したという、こうした事故の経験も生かせていない上、「常陽」の成果も生かされていないということをどのように考えればよろしいのでしょうか。
フランスの高速増殖実証炉スーパーフェニックスの現状につきましては、一九八六年に全出力運転を達成いたしました後、今先生御指摘のございましたとおり、一九八七年に使用済み燃料貯蔵槽のナトリウム漏えいにより、その修理対策等のため運転停止状態にございましたが、昨年、一九八九年一月に運転が許可されまして、四月に送電網に連結され、六月に全出力運転を達成してございます。