1977-05-24 第80回国会 参議院 大蔵委員会 第13号
これ調べてみると、一般的な食生活に縁の遠い高級魚類によるものじゃなくて、消費の主体となっているアジ、サバ、イワシ、サンマというようなものの値上がりで、この小売価格の上昇を見ても、アジが今年の四月で昨年に比べて六八・八%あるいはサバが三一.三%、サンマが七六・四%、こういうような上がり方をしている。それから卸売の方を見ても同じように言えるわけです。
これ調べてみると、一般的な食生活に縁の遠い高級魚類によるものじゃなくて、消費の主体となっているアジ、サバ、イワシ、サンマというようなものの値上がりで、この小売価格の上昇を見ても、アジが今年の四月で昨年に比べて六八・八%あるいはサバが三一.三%、サンマが七六・四%、こういうような上がり方をしている。それから卸売の方を見ても同じように言えるわけです。
それに伴って船の近代化、大型化をしますならば、総理の言われましたとおり手近なところに、本土の漁民から見ればはるか南の洋上であるはずのいい漁場がすぐそばにあるわけでありますから、島内需給の急速な充実はもちろんのこと、本土に向かって高級魚類等の輸送というものについて相当大きなウエートを占めるものであると考えます。
このいわゆる中級、高級魚類について、国際的にはやはり限界があるのではないか。そこで、この需要増大と関連しての価格抑制のための、政府で考えている、水産庁で考えている見通しはどうなのか、この点いかがでしょうか。
○倉石国務大臣 本法に対する提案理由でも申し上げておりますように、最近における水産物の需要は中高級魚類を中心といたしまして増大を続けてまいっておるわけでありますが、沿岸漁業におきましては、先ほどお話のありましたような公害等の問題もあり、漁場条件が悪化している面もございます。
それから消費の問題としての第二番目に、いわゆる高級化というものがあって、これは御承知のとおり多獲性魚類から消費の傾向といたしましていわゆる中、高級魚類に消費の増大化傾向が向いているということでございます。そしてこういう多様化、高級化という問題は、むしろこれが単に少数の人々、または一地域の問題でなくて、所得階層または地域格差の問題を越えていわゆる平準化されつつあるということでございます。
一部高級魚類につきましては、すでに統制も外しておるのでありますが、尚今日の統制が余りにも多岐に瓦つておりまするから、お話のように数段階にこれを区画いたしまして、統制を緩和するように考えて行きたい、かように考えておるわけであります。大体お答えをいたしたような氣持がするわけですが、尚不足の分は政府委員からお答えいたさせます。
と申しますのは某方面から高級魚類の再統制の意向を日本政府へ傳えて來たというような御発言があつたのであります。その当日の委員会におきましては飯山長官はそうした示唆があつたというようなお話でありましたが、いずれにいたしましても、そうしたような事柄があつたことは確かだと思うのであります。
第二は、本請願の要旨は、今回の政令実施後は料理屋行為が、許可ある業者から無許可で税金も拂わない者の手に移り、不衛生と風紀の頽廃を伴い、中央地方の税収に打撃を與える等の弊害が続出している、ついては家庭不向品、高級魚類等を適正に配分して、強力な査察制度のもとに合理的基準を定めて、料理飲食業者の営業再開を許可されたいというのでありますが、この第二のものは採択になつております。御参考までに申し上げます。
本件も標題の趣旨内容でございまするが、その中に、特にいわし、あじ、さば等の大衆向魚價は現行價格の三倍引上げ、その他の高級魚類に對しては統制規則竝びに價格統制撤廢するよう特に記載がなされております。本件に關しても、數次にわたり本委員會において政府の意見を發表されておりまするから、政府の意見を求むることを省略いたします。 —————————————