1984-05-10 第101回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第6号
○中村(正男)委員 若干あいまいな答弁なんですが、要は奢侈品、高級奢侈品というものに対しては非常に課税がしにくい、むしろそれよりも便益性という面で対象品目を拡大していく方が、言ってみれば手っ取り早い形で徴税できる、私はこういう理解になるわけですね。物品税の定義からいたしますと、今現在まで行われてきたことは不合理きわまりないということを申し上げておきたいと思います。
○中村(正男)委員 若干あいまいな答弁なんですが、要は奢侈品、高級奢侈品というものに対しては非常に課税がしにくい、むしろそれよりも便益性という面で対象品目を拡大していく方が、言ってみれば手っ取り早い形で徴税できる、私はこういう理解になるわけですね。物品税の定義からいたしますと、今現在まで行われてきたことは不合理きわまりないということを申し上げておきたいと思います。
もし、国民総支出の中で五〇%を占める個人需要に需要抑制のための協力を求めるならば、大企業の不当利得と、その交際費に対する重税と、高級奢侈品に対する物品税の引き上げと、それと並行して国民に対する安定貯蓄への利子の引き上げ、減税等の優遇措置を講ずべきであります。(拍手) 総需要の抑制の重点は、国民総支出の中で二〇%を占めております財政需要、特に一般公共事業費の圧縮であります。
特に利子配当分離課税等の租税特別措置の廃止、あるいは法人税の改正、さらに間接税におきましても高級奢侈品に対する増税をはかって、税体系の調整を早急に実施すべきであると主張して、私の反対討論を終わります。
さらに、その他の物品税というようなものにおきましても、高級奢侈品というようなものに重課することは多少そういうような色彩も入っておるわけでございます。税の問題を考える上におきまして、応能方式というものは忘れることのできない重要な原則である、こういうふうに考えております。
たとえば繊維製品の中においては、高級奢侈品といわれるものは税率は高いけれども、間接税全体を見てみた場合に、たとえばよくいわれる酒税等を見ても、あるいはたばこの消費税等を見ても、それと繊維製品における最高級品と比較してみても、なおかつ酒税の、たとえばしょうちゅうに対する税金の方が高いというような問題が、間接税の内部においてもひそんでおるわけであります。
すなわちテレビジヨン工業化というものは、なおさらに朝においても野においても特段の努力を払わなければならないという過程において、かくのごとき高級奢侈品に課税すると同様の高率課税をされるということは、テレビジヨン工業を枯らすものである。
テレビジヨンは二十万円も三十万円もする高級奢侈品と世間にいわれているセツト、それをわれわれは相手にしているのではなくて、テレビジヨン工業を育成するには、天然色写真フイルムにそういう例がありますから、ぜひそれをやつてもらいたい、こういうように初めは申し上げたのですが、その径路は、私のところは御承知のように重工業局に重工業課というのがございます。
政府は、一兆予算を編成をいたしまして、一方には減税を行い、他方には物価引下策を実行しようとする政策をとりながら、今回新たに繊維消費税を新設して、高級奢侈品の消費の抑制のために間接税として課することにしたのでありまするが、この税制措置は、表向きは健全均衡予算実現のための一環というのではありまするけれども、その実は、今までの放漫な政府のその日暮しの財政政策の破綻をすなわち中小企業者並びに一般大衆に課せんとするものであろうと
それから物品税等につきましては、実はこの点は或いは御趣旨と反対のようなことが若干あるかと思うのでありますが、例えばテレビジヨンでありますとか、そのほかの常識的にいわゆる高級奢侈品と思われるものは物品税が増徴されることに税法が改正になるわけでございますが、併しこれは先ほどお話がございましたように、小売業者をいじめるということを趣旨にするものでは当然ございませんので、高級奢侈品を買うところの消費者にその
一部高級奢侈品のごときものは別として、原則的には、これをとらないような考え方を持つておるのであります。これなかなか国家財政の都合上一ぺんにそういうわけにも行かないのでありまして、漸次そういう方向に進むべくわれわれも努力してみたいと思うのであります。その中で、貴金属に対する物品税の問題でありますが、ただこの物品税の体系から見ますと、現在においてはいわゆる源泉課税という建前に貫かれておるのであります。