1973-04-17 第71回国会 衆議院 運輸委員会 第17号
しかし結果的に見ますればまだまだ五割増しか四割増しというような形で残っているわけでございまして、その意味で、今回のような高等級貨物についての値上がり率を低くいたしましても、まだなお一級と三級との間には相当大きな格差があるということになります。
しかし結果的に見ますればまだまだ五割増しか四割増しというような形で残っているわけでございまして、その意味で、今回のような高等級貨物についての値上がり率を低くいたしましても、まだなお一級と三級との間には相当大きな格差があるということになります。
品目別に見ますと、先生御承知のとおり、いわゆる一級、二級の高等級の、わりあいにうちとしては商売になる荷物、これが、過去五、六年、昭和三十九年ごろから全然伸びておりません。
その意味で、比較的高額の所得者のボーナスによる負担がどのくらいになるかと申し上げますと、今後予定しております最高等級の二十万円という標準報酬のものにつきましても、その人に対する特別保険料は年間にして平均四千二百円、月額三百五十円という程度のものでございます。これは本人の負担でございます。
また高い、高等級貨物につきましては、元来が従価でやっておりますからかなり高い。したがいまして、それをさらに上げるということは競争力上はなはだ好ましくないというような事情もございまして、そこでまあ主としてそういう意味で物価、経済動向も考えまして今回はいじらなかった、こういうことでございます。
ただ、不幸にして、たとえば定期の運賃とか、あるいは等級の低い生活必需品の運賃というものはまだまだこれは鉄道の独占性が強いために幾ら上げても減らないといっては極端でございますけれども、上げる余裕がございますが、そうでない非常に競争にさらされている定期外の一般客あるいは貨物で申しますれば高等級貨物というものは、実はもういまの運賃でさえも競争力はなくなっているとは申しませんが、非常に減ってきている、これ以上運賃
しかし農産物とかあるいは木材とかいったものは、やはり鉄道に残っているということで、結局運賃を上げましたために高等級の貨物が相当国鉄から去らざるを得なかったということが、率直ないまの時点におきます反省の点でございます。
それから貨物につきましては、どうやら最近前途に明るさを見出したのでありますが、一時非常に輸送力がなく、輸送サービスが悪くて、あらゆる貨物輸送のしわを荷主に寄せてしまったために、運賃の高い高等級の貨物がトラックに逃げまして、そうして鉄道に残るのは石炭以下の砂利とかあるいは木材、こういった非常に運賃の安い、しかも足の長いものが鉄道に残るという貨物輸送の中身の変化によりまして、収入自体が非常に能率が悪くなっておる
そういったことで、将来いわゆる現在の貨物制度を今度は多少修正いたしますが、この程度の修正では、やはり高等級鉄道貨物は必ずしも鉄道にこない。いわゆる大産業の高級製品というものは、鉄道から逃げていってしまう。
その貨車を近距離あるいは中距離の高等級物資に回しますれば、逆にそれがいわゆる貨車の稼働の点から申しますと、低運賃のものよりも高運賃のものを運べるという形になる。
その辺は六級以上の高等級の貨物の運賃が運賃負担しているわけでございまして、従いまして、運賃負担のできない八十億が、貨物運賃の赤字に出ている、こういう形になっております。
海上保安大学校の方は、まずここへ入って来る生徒の資格は、先ほど申し上げましたように、新制高等学校の卒業生でございまして、それを試験いたしまして、中で科目は商船大学で申しまする航海科、機関科をあわせたような船乗りとしての高等級育です。大学教育です。それとほとんど匹敵するとお考え願っていいと以います。