1952-04-15 第13回国会 参議院 内閣委員会 第15号
先ほどいろいろ原因において三百三十人の増となつたと申上げた点について更にその内訳を申上げますれば、御承知のように国立学校は旧制の專門学校、高等学校、その他の高等教育機関を包括いたしておりまして、これらの機関が年次進行によつて漸次廃止せられて来たわけでございます。
先ほどいろいろ原因において三百三十人の増となつたと申上げた点について更にその内訳を申上げますれば、御承知のように国立学校は旧制の專門学校、高等学校、その他の高等教育機関を包括いたしておりまして、これらの機関が年次進行によつて漸次廃止せられて来たわけでございます。
○矢嶋三義君 そうなりますと、私はもう少し突つ込んでお伺いいたしたいのですが、これはアメリカの教育使節団が第一回、第二回と参つて、日本の高等教育機関である大学についていろいろ示唆をしてお帰りになつたようでございますが、その示唆を相待つまでもなく、我が国としては我が国の独自の立場でこの大学の設置という問題を十分討議し、誤まりなきを期さなくちやならんということは申すまでもないと思うのですが、そういう立場
それはあの報告書の中の高等教育機関のことについて述べられているところでありますが、高等教育機関の中では大学の教授会の権能を制限するほうがいい、こういうようなことが書いてあります。それから学生の自治的活動をもう少し制限するほうがいい、こういうことが書いてあります。日本。
○矢嶋三義君 局長の御意見もよく分るし、又第二次教育使節団が勧告ざれた高等教育機関の制度についでの勧告も、まあ示唆に富んだものとして一応分るのでありますが、現在日本の教育財政の貧困、日本経済力の貧困、そういうような関係から余程注意し、ないと、民主主義の徹底していない今日においでは、地方でボスの勢力が直ぐ殖えるし、それから大学というものが、その時の権力に左右されて、これにおもねるということになつでは、
新制國立大学は、男女共学ということを原則にいたしておりますので、特に女子の大学を設ける必要はないという議論もあつたのでありますが、実質的に考えまして、從来日本の高等教育機関において、女子が閑却されておりました償いの意味で、東西に女子大学を置くという原則を立てたのてあります。
よく世間で沢山大学ができて、大学のレベルが下るという話でありますけれども、これは高等教育機関が全体としては数が殖えまして、大学教育を受け御る人間の数が殖えるということは間違いのない事実でありますが、大学がすべて東大や京大のようなレベルを維持することができるとは思つておらないのであります。併し地面から申しますと、平均は確かに上るということは深く信じております。
○日高政府委員 まず大学の方からお答え申し上げますが、先ほどもどなたかお話がありましたように、水産の大学、あるいは高等教育機関というものをつくつても、教師が不足ではないかというお話でありました。その点はまつた私どもも同感でありまして、そういう意味でも総合大学と十分結びつけてりつぱな教師が出るようにとりはからいたいというふうに考えております。
実際経済や財政の方面を担当しております政府の職員たちの感じを申しますと、食うや食わずの中で大学をつくつたり、あるいは義務教育を延長したりするということは、無謀ではないかというようなことをしばしば申すのでありまして、これには一應もつともだと思われる節もないわけではございませんけれども、しかしながら食うや食わずの中でも義務教育を延長し、日本の文化を高めるために高等教育機関を充実してこそ、敗れた日本でも再
○日高政府委員 簡單に申しますと、他省の所管しております高等教育機関について所管をそのままにするか、あるいは文部省に統一するかというお話だと思います。理想的に申せば、私は文部省でやる方がよいのだと考えております。
北海道とか、東北とか、関東とか、東海というふうに、少し廣い区域にわかちまして、そこにできるだけ整つた総合大学をつくり、その地方にある高等教育機関は、何らかの意味においてそれと連絡をして、大学の機能を発揮させたらばいいのではないかというふうな試案も、文部省自身持つておつたのでありますが、その後内務省が解体いたしますし、警察組織法がかわりますし、地方自治制が確立いたしますし、さらに地方教育委員会ができるというような
その際に、官立としては、從來官立の女子の高等教育機関というものは、非常に少かつたのでございますが、何としても一番歴史のあります現在の東京女子高等師範学校を大学に切り替えるということが、第一番の問題になつて來るではないかと思います。すでに本年度より大学に昇格したいという御希望もあつたくらいでありまして、卒業生の方、また現在の教職員の方、生徒の方々の熱烈な希望は文部省も十分に承つております。
ただいま申し落しました國立の女子の高等教育機関としての同じような歴史をもちます奈良の女子高等師範学校につきましても、東京女高師と同樣に、女子の國立大学に切りかえたいと研究いたしております。
しかし私どもとしては、これに対してできるだけの努力をいたしまして、單に義務教育を延長するばかりではなく、また定時制の高等学校等を充実するばかりでなく、價値の方面において一層高い高等教育機関も充実して、將來の日本のために備えなければならぬと考えておりますので、文教委員会の特別な御声媛をいただきたいというふうに考えております。