1980-03-19 第91回国会 衆議院 商工委員会 第8号
同時に、現行の公定歩合を一応十三%に据え置きながらも、新たに選択的高率適用制度を設けて三%引き上げて、実質的には公定歩合が一六%となりました。またプライムレートの方も一七・七五%から〇・七五%上げて一八・五%になったわけでありますが、これを受けるような形で、今回日銀が公定歩合を一・七五%引き上げて九%にするということをきょうから実施するということであります。
同時に、現行の公定歩合を一応十三%に据え置きながらも、新たに選択的高率適用制度を設けて三%引き上げて、実質的には公定歩合が一六%となりました。またプライムレートの方も一七・七五%から〇・七五%上げて一八・五%になったわけでありますが、これを受けるような形で、今回日銀が公定歩合を一・七五%引き上げて九%にするということをきょうから実施するということであります。
公定歩合の引き下げの問題にいたしましても、あるいはまた高率適用制度の問題にいたしましても、日銀との信用取引がないために、直接的にはこれらの相互銀行とか信用金庫には関係を及ぼさない、こういうプラスの面というものはないのに対して、非常に負担が重くなるところのいわゆる公社債の引き受けであるとか、あるいはまた最近報道されておる都市銀行と地方銀行との協調融資の問題であるとか、中小企業金融に対して非常に窮屈になる
○山際参考人 金利の低下の問題と関連いたしまして、例の高率適用の問題は、私は、全然関係はないとは考えておりませんが、高率適用制度の昨年の新方式採用にもかかわらず残しました理由のものは、何がしかでも銀行のオーバー・ローン体制是正にそのことが役立つことを願って実は設けましたものでございます。
「日本銀行においては、昨年十月の公定歩合の引き下げに際し、高率適用制度の改正を行なうとともに、今後の金融調節の手段としては、債券の売買を一そう弾力的に行ない、これにより、市中金融機関が日本銀行借り入れに過度に依存する姿を是正する方針を決定したのであります。」こういうふうに述べております。今のところは売買じゃなくて買々だから、売りの方はないと思います。
御承知のように、日本銀行においては、昨年十月の公定歩合の引き下げに際し、高率適用制度の改正を行なうとともに、今後の金融調節の手段としては、債券の売買を一そう弾力的に行ない、これにより、市中金融機関が日本銀行借り入れに過度に依存する姿を是正する方針を決定いたしました。
この際において金融引き締め措置を緩和いたしましても、この面から特に景気を刺激し、物価、国際収支等の面に再び問題を生ずるようなおそれはないものと判断されるに至りましたので、本行といたしましては、先般、輸出前貸手形を除く公定歩合の日歩一厘引き下げ、高率適用制度の緩和、準備預金制度の準備率引き下げ等の一連の緩和措置を実施いたした次第でございます。
それから、今回のいろいろの措置のうちで、高率適用制度の改正に関連して、日銀と市中銀行との間の信用取引について、また通貨供給の方式について新しい考え方が打ち出されております。
これはむしろ通貨の発行血自体を規制した結果でなしに、公定歩合を引き上げ、あるいは準備預金制度を強化する、高率適用制度を強化するというような、金融政策あるいは窓口規制を実行いたしております、そういうようなこと、あるいは輸入面におきまして輸入担保率を引き上げたというような、金融政策面の影響が通貨面に現われてきているのではあるまいか。
これらの諸政策に加えまして、九月下旬には、公定歩合をさらに一厘再引き上げいたしましたし、預金準備率の大幅引き上げ、日銀高率適用制度の強化など、一そう強力な金融引き締めの措置がとられたのであります。
金融面では従来の引き締め基調を一段と強化するために、九月の二十八日に公定歩合を日歩一厘引き上げまして、日銀貸し出し高率適用制度の強化、あるいは預金準備率等の引き上げも同時に実施されることとなりまして、総合対策が一通り出そろったのでございます。
かく考えましたがゆえに相矛盾するがごとく思われまするけれども、やむを得ざる地ならしといたしまして、高率適用の範囲の拡大をいたし、同時にまたこれがあるいは緩和の印象を与えることも申されましたが、同時に、また将来何どきでもこの公定歩合引き上げ等による金融操作は、日本銀行としてはその実行の用意ありという意思を、この高率適用制度の改正という確かな土台の上にそれを表明いたしておるんでありまするから、将来に対するこれも
たとえば、本来預金にしておくはずのものをコール市場に放出するとか、あるいは社債を買うのを見送って、しばらくコール市場で遊ばせるというようなことが行われがちであったのでありますけれども、こういう好ましからざる秩序というものは、今回の措置によりまして、漸次そのあるべき姿に帰りつつあるということが申し上げられると思うのでありまして、この点が今回の高率適用制度の及ぼす一つの影響として、私の最も重要視しておる
しかもなお、この際、この国庫収支の引き揚げ超過のために生ずる金融圧迫は、その程度では緩和できませんので、根本的にここに、高率適用制度の緩和をはかったわけなのでございますが、大体、日銀信用のワクをいじりますということは、その影響する範囲、そのもちます意味、そのことの与える世間の印象等、いろいろ複雑に考慮を要する点でありますので、私といたしましては、ただいま御指摘のごとく、その点は非常に慎重に考えまして
銀行側は再びオーバーローン状態に陥り、近日中に日銀の公定歩合引き上げと、高率適用制度の緩和を行わざるを得ない状態であります。これがすでに中小企業金融を圧迫していることは言うまでもないことであります。
だから貯蓄奨励も出すが、一つは金融操作もつっ込んでやろうというわけで、量的な、いわゆる金融操作でも高率適用制度の問題もあるし、一部調整もやり、いわゆる買いオペ、売りオペの問題もあなたはやろうと思っているでしょうが、そんなことはいいでしょう。
こういう高率適用制度というものをあてがった実績があるのかないのか、その辺を伺います。
○小松委員 高率適用制度を考えたことについて、大臣はそれなりの意見を述べたが、私に言わせるならば、底が抜けておると思うのです。ということは、いわゆる米の食管会計から払い下げる財政資金というものが農林中金に集まったときに、銀行はどこをねらっておるか。
今一つの例として、高率適用制度についてお話しがありましたが、これも決して、大蔵省と日本銀行で見解の相違があるということはありません。ただこの高率適用というようなことを大きく取り扱って、いかにも金融を引き締めるかのような心理的影響を与えることは、適当でないだろう、こういうふうな批評は持ちます。持ちますが、高率適用制度は、私がおった当時でありますが、非常に日本銀行の貸し出しがたくさんある。
いわゆる高率適用制度の問題自体の是非と申しますよりは、この高率適用があるかどうかということは、申すまでもなく日本銀行の市中銀行に対する貸出金額によって左右せられる問題でありまするし、さらに市中銀行の一般に対する貸出金額によりまして、間接的にはきまって参ると申しますか、左右せられて参る問題であります。
○東條政府委員 むしろ横錢委員のお話でありますれば、高率適用制度のお話かと思いますが、それは逆に二銭よりはむしろ高くなるわけであります。もっとも今行われておりますのは、先ほど来申し上げておりますように、貿易関係を除きますれば、二銭の適用があるわけでございまして二銭以下の貿易関係でないものはちょっと私申し上げかねます。ないと思います。
このことはまた、日本銀行を中心とする金融の調節方式の問題と相関連するものでありまして、従来の日本銀行の金利政策はもつぱら高率適用制度を中心といたしまして運営されて参りましたのを改め、今後は中央銀行本来の正常な金利政策をとるようにいたすとともに、公開市場操作その他の金融調節の方式をも取り上げるように進めて参りますとともに、また日本銀行法その他の金融に関する諸制度の整備ということも慎重に検討いたしたいと
このことはまた、日本銀行を中心とする金融の調節方式の問題と相関連するものでありまして、従来の日本銀行の金利政策が、もつぱら高率適用制度を中心として運営されて参りましたのを改め、今後は中央銀行本来の正常な金利政策をとるようにいたすとともに、公開市場操作その他の金融調節の方式をも取り上げるように進めて参りますことといたしまして、また日本銀行法その他金融に関する諸制度の整備ということも慎重に検討をいたしたいと
これに対しまして、私どもといたしましては、一番影響を受けたところの産業に対する市中銀行の融資に対しまする日本銀行の高率適用制度の適用を若干緩和いたしましたのと、それから少し技術的な話になりまするが、第二次高率適用制度、或る方式でこれは出すのでございますが、それに対して、一定の調整率をかけておるのでございます。
本年三月から高率適用制度というものを実施いたしまして、日銀の貸出しについて抑制の手を打つていただいた。