1948-12-08 第4回国会 衆議院 本会議 第6号
大蔵大臣は、はたして五千三百円のベースで、この高物價時代に、一体生活が維持され、勤労意欲が向上させるとお考えになつているのでありましようか。これでは、公務員法を改正したいばつかりに、申訳的に追加予算を出したとしか解釈されないのであります。これはまさに、公務員法と新給與との関連性において相対的に見る場合には、勤労階級への不当の弾圧であります。
大蔵大臣は、はたして五千三百円のベースで、この高物價時代に、一体生活が維持され、勤労意欲が向上させるとお考えになつているのでありましようか。これでは、公務員法を改正したいばつかりに、申訳的に追加予算を出したとしか解釈されないのであります。これはまさに、公務員法と新給與との関連性において相対的に見る場合には、勤労階級への不当の弾圧であります。
今その質疑應答の主なるものを申上げますれば、一委員より秩父宮、高松宮、三笠宮家その他に対する御追加額の内定を承わりたい、又現在の高物價時代にその金額は十分なりやとの質問の対して、政府委員より、御直宮御三家に対する本年度当初予算においては皇室経済法第六條に規定せられておる年額十五万円を基準として計上せられておりましたが、先に本國会において年額二十万円の基準に引上げられることになりましたので、引上げ後の
又この予算面に現われておりまするところを見ますると、現在の高物價時代に合わせまして果して妥当適正なる額、又換言いたしますれば、十分の額が上げられておるかどうか聊か疑われるのであります。この点につきまして御答弁を頂きたいと存ずるのであります。
現在高物價時代の生活費の昂騰、納税關係等より到底店舗經営は成り立たない。配給の増大を望めない今日、最底利潤を三割程度に引上げて頂きたい。水産加工物の價格の是正、原料鮮魚の價格改訂に伴つて加工品の價格の是正を早急に實施する必要がある。これをなさない限り製造も或いは生産地に停滞しておる現物も、値上げを豫期しまして、出荷が停頓するようなことになる。