1973-04-05 第71回国会 参議院 外務委員会 第5号
というところが重要なんだと思うのですが、関係各省庁の長、坪川さんもおられるけれども、さしあたって坪川さんとか通産大臣とか、そういうところの長の方が、今度予定されている高瀬代表に関して必要な措置をとるというのは、具体的には一体どういうことになるのか。
というところが重要なんだと思うのですが、関係各省庁の長、坪川さんもおられるけれども、さしあたって坪川さんとか通産大臣とか、そういうところの長の方が、今度予定されている高瀬代表に関して必要な措置をとるというのは、具体的には一体どういうことになるのか。
御承知のとおりに、昨年の九月に米国政府は、沖繩から致死性のガスは——化学兵器、すなわち致死性の毒ガスは一切完全に撤去したということを明らかにいたしておりますし、当時、九月七日、琉球政府の屋良主席、日本政府を代表します高瀬代表、それから沖繩のランパート高等弁務官、この三者が知花弾薬庫に立ち入って現場を検査いたしました結果、五十一の弾薬庫から毒ガス兵器は完全に撤去されたということを確認し、九月の二十日には
○坂田国務大臣 それはあとで承ったわけでございますけれども、私が参りましたときにただ学校ばかり行ったわけじゃなくて、一番最初に高瀬代表のところに参りましたし、それから琉球政府行政主席を訪問しまして、短時間ではございましたけれども、和気あいあいにいろいろお話をしたわけです。そういうようなときには、全然そういうふうなお話はございませんでした。
このためには、これは一つの方法でありますけれども、毎月準備委員会が開催される前に高瀬代表とそれから屋良主席とが毎月いわゆる事前に定期的な会合を持って、そしてそこで意見を十分交換した上で準備委員会に臨んだらどうか、このようにも考えるわけでありますが、政府はどのように考えられるか、ともかく現地の声に耳を傾けないで日米の代表のみで議事を運ぶようなことは厳に慎まなければならないと私も思いますが、政府の見解についてお
そういう意味で高瀬代表なり、あるいはアメリカ代表なり、琉球代表なり、そういう三人ですが、その人たちに、自分たちはどのような任務があって、どのような責任があって、どういうことを議題に供して、どういう取りきめをして、そうして完全一致した場合に弁務官に対して答申をするというか、意見具申をする。取り上げる取り上げないは高等弁務官の職権事項でありますから、それは委員会としてはあずかり知らないわけです。
要するに、日本側の高瀬代表の御意見というものは、これは床次長官の御意見と違っていない、同じものである、こう理解してよろしいわけですよ。それとも高瀬さんは高瀬さんの見解だ、床次さんと全然違った見解をお持ちだ。この諮問委員会の議題なり会議の内容について、意見について、私は同じだと思っているのですよ。そんな素朴な質問からまずやらなければならぬと思うのです、残念なんですが。
○山野政府委員 これは外務大臣と総務長官と協議された、その意思を受けて高瀬代表が活動されるわけでありますから、その間に意思のそごはございません。
高瀬代表にも私どもは話しました。屋良さんにも飛行場で話したのだが、屋良さんも、非常におもしろい考えだ、ひとつ内地でも検討してみてくれないかというお話ですが、私はやるべきだと思うのです。新しい陸地をつくることは可能です。
五月十八日の午前中に外務大臣からさような指示がございましたので、直ちに高瀬代表及び高杉所長とも連絡をとりまして現地の状況を調べるとともに、具体的には港でくみ上げた水のことでございますので、その水をこちらへ送ってこられることについて、障害があるならばそれを除去するように側面的に援助せよということを伝えたわけでございます。
○山野政府委員 日本政府代表としての職能と申しますかは、いま申し上げたとおりでございますが、たまたまこういう問題がありまして、非常に機微に触れた問題でございますから、事実上の問題として、あるいはまたその他の配慮からいろいろなルートを通じて問題を折衝を進められるものと考えられますので、そのような趣旨から外務大臣が高瀬代表にそういう指示を与えられたものと考えておるわけでございます。
一方高瀬代表が現地におきまして諮問委員会代表といたしまして多面的な接触を持っておりますので、高瀬代表に対しましてもこの問題の重要性について十分承知の上でいろいろできることがあればやってほしい、こういう趣旨のことを申したわけでございます。
○政府委員(山野幸吉君) 諮問委員会で勧告がなされまして、高瀬代表のほうから日本政府のほうへそういう話がございましたが、実はその団長に予定されておる人がいま海外旅行中でございまして、九日か十日ころにお帰りになるように聞いておりますので、そのあとで、政府側としては御当人にお会いしてよくお話ししてからきめていきたいと、かように考えております。
○岡田宗司君 そうすると、いままでは高瀬代表は外務大臣の指揮下にあったのですね。今度はそうでなくなる。いままでの代表とこの法律案が通ってからの代表とは、その性格が変わるわけですね。つまり、いままでは純然たる外交官としての資格であったと、今度は外交官ではないのですね。そうすると、この法律が通る前とあととは、その資格が違ってくるわけですな。どうでしょう。
○政府委員(山野幸吉君) 現在高瀬代表が日本政府代表として出ておられますのは、身分としては外務公務員と申しますか、全権大使という資格で、諮問委員会における日本政府代表という閣議決定がありまして現地へおもむかれて活動しておられるわけでございます。
これを出して正式に任命するという以上は、これまでは高瀬代表の資格というものは暫定じゃないですか。どうなんですか。
○国務大臣(田中龍夫君) これは、この人権の問題は、高瀬代表が日本を立たれますときに、私ども相当詳細に話もいたしております。同時に、これはまあ高瀬代表が機会あるごとに弁務官等々にもお話をして主張いたしておるところでございます。また一方、もちろん布令なるものは弁務官の出すものと言われますが、この布令は大統領の権限にその根源があるわけでございます。
○政府委員(山野幸吉君) この問題につきましては、諮問委員会の議題にかりにならないというような場合がありましても、適当なルートを通じまして事前に日本政府の意向が反映できるように極力私どもは努力いたしたいと思いますし、いま御指摘になりましたように高瀬代表が、諮問委員の代表というような資格でなくて随時高等弁務官と諸般の問題について意見交換をされることは、これはもう常時あるわけでございます。
○政府委員(山野幸吉君) まあ、高瀬代表は諮問委員会の一員として、一体化の諸施策について諮問委員会として勧告を、あるいは助言を作成する過程におきまして、いろいろ協議なさる権限があるわけでございまして、まあ正式の外交的機能を、直接高等弁務官に会って交渉なさるような外交的権限が与えられているわけではないわけでございます。
さらに高瀬代表のほうにおいてもこれについての交渉をしておるという御答弁なんです。そうすると交渉はやみくもな交渉というものはありませんね。布令百十六号の問題点は一体何か、どの点が労働基本権に反するのか、どの点が世界の労働法の水準から見て欠落、脱落をしておるのかという点がまず問題にならなければならない。長官御自身は、ではどの点を高等弁務官に要求されましたか。
○中谷委員 そうすると、高瀬代表に布令百十六号の問題点について改善方の指示をされる以前は、布令百十六号の問題については、日米間において協議がなかった、それまで放置しておったということになるのかどうか。
○小川国務大臣 高瀬代表が出発されるのに先立ちまして、この布令百十六号について、私どももあとう限り詳細に説明をいたしたのでございます。またこの問題をめぐりまする琉球政府あるいは現地の労働組合の動き等についても説明をいたしました。高瀬代表は十分な予備知識を持って現地に向かわれました。この問題を諮問委員会の議題たらしむべく最大の努力をただいま払っておられる、かように聞いておる次第でございます。
日米琉諮問委員会のことを先ほど申し上げたのですが、高瀬代表が出発されるに先立って、沖繩の事態についても十分説明をいたしました。代表は十分な予備知識を持って出発されて、さしあたりましてはこの委員会の議題とすべく努力をしておられる段階でございます。さようなわけで、これから先もあとう限り沖繩の軍関係労働者の賃金の向上のためにつとめてまいりたい、かように考えております。
はたせるかな、日本政府任命にかかる高瀬代表は、「次期主席公選で与党側は勝ち抜かなければならない。」など、きわめて政治的な発言をしているのであります。この発言は、公務員の服務規律に反するだけでなく、さらに重要なことは、沖繩県民の心情をはなはだしく傷つけるものであると考えるのであります。これについて総理はどう考えるか、答弁を求める次第であります。
また、このことは、三月一日に開かれました諮問委員会の発会式におきます日本側高瀬代表の発言、「委員会ができるだけ広い範囲の問題を取り上げる」、こういう提案からもうかがえるのでございます。
それによりまして、この諮問委員会は、日本政府代表といたしまして高瀬代表が目下赴任をいたしておるわけでございますが、この高瀬代表と、米、琉、三政府代表の協議のもとに、まず日琉一体化と申しまするか、住民の経済的あるいは社会的福祉の増進、格差の是正という点について、地道な検討を開始いたしておる段階にあることは、これも御承知のとおりであろうかと思っております。
○岡田宗司君 もうすでに新聞等には、高瀬代表が東京で打ち合わせをして向こうへ行くということを発表されております。おそらく沖縄で発表されたのだろうと思うのであります。
○国務大臣(三木武夫君) 高瀬代表も外務大臣とも打ち合わせをしておるという前提で話をしておりますから……。私は問題は、日米琉の諮問委員会の職務事項と関連をして渡米をしたいという意向を持っているのだろうと思います。よく話を聞いてから、渡米を許可するかしないかをきめたいと思っておるので、高瀬君の話をよく聞いておりませんから、いま岡田さんにお答えを申し上げるのは適当でないと思っております。
東京へ帰ってきてから高瀬代表からいろいろ話を聞いてみて、その必要に応じて、アメリカに行くかどうかきめたいと思っております。