2021-06-08 第204回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
全国で三月の気温が高温傾向で、高い傾向で推移したことによりまして、例年より開花や生育が早まったことも影響いたしました。四月十日から二十七日までに東北、関東、北陸地方などで発生した霜や低温によりまして、果樹につきましてはこれまで被害のあった十県から約三千三百六十ヘクタールの被害が発生したと、また、野菜については四県から約百四十ヘクタールの被害が発生したとの報告を受けているところでございます。
全国で三月の気温が高温傾向で、高い傾向で推移したことによりまして、例年より開花や生育が早まったことも影響いたしました。四月十日から二十七日までに東北、関東、北陸地方などで発生した霜や低温によりまして、果樹につきましてはこれまで被害のあった十県から約三千三百六十ヘクタールの被害が発生したと、また、野菜については四県から約百四十ヘクタールの被害が発生したとの報告を受けているところでございます。
○国務大臣(野上浩太郎君) 今お話ございましたとおり、全国で三月の平均気温が高温で、高温傾向で推移したことによりまして果樹について例年より開花が早まったことが影響して、四月十日から二十七日までに東北、関東、北陸地方等で発生した霜や低温によりまして花が枯れるといった被害が発生したということであります。
また、この近年の高温傾向は、我が国だけの現象ではなくて、世界的にも記録的なものがありました。その原因としては、複数のメカニズムが働いたと考えられるものの、地球温暖化による気候変動の影響がやはり大きいとも指摘をされております。この近年の猛暑はもはや自然災害の一つであると思いますし、健康にも重大な被害が及び、死者も出るような異常な事態となっております。
ただ、長期的に見ると高温傾向が続いている、あるいは雨の量がふえてきているとか、そういった長期的な傾向では見れるけれども、一つ一つの現象では言えないというのが今までの気象の立場だったんです。
そういう意味におきまして予想した結果を申し上げますと、高緯度を中心に世界の約三分の二程度の地点ではまだ気温の低い状態が続きそうである、それから低緯度を中心に約三分の一の個所では気温の高温傾向が続きそうであるというふうな結果が出ております。 申し忘れましたが、これは世界の五十九地点の資料についてただいま申し上げました数字でございます。