1958-12-18 第31回国会 参議院 決算委員会 第2号
さて、今春貴委員会における御審議の対象となりました当金庫の日本農工株式会社に対する融資の善後措置につきましては、御決議の趣旨に添い、その後慎重に種々検討を重ねて参りましたが、結局昭和三十二年十二月三十日付調停人の裁定(貴決算委員会に参考資料として提出済)に従うことが最善と考えられ、またそのことについて高橋武美氏との合意も成立いたしましたので、昭和三十三年六月二十七日、別紙の通り裁判上の即決和解を行い
さて、今春貴委員会における御審議の対象となりました当金庫の日本農工株式会社に対する融資の善後措置につきましては、御決議の趣旨に添い、その後慎重に種々検討を重ねて参りましたが、結局昭和三十二年十二月三十日付調停人の裁定(貴決算委員会に参考資料として提出済)に従うことが最善と考えられ、またそのことについて高橋武美氏との合意も成立いたしましたので、昭和三十三年六月二十七日、別紙の通り裁判上の即決和解を行い
それはあなたたちの方で、昭和三十一年の七月の十二日ですか、契約を結んでおられる契約書、それには農林中金の理事長の湯河さんと東京南多摩郡の町田町にお住いの高橋武美さんと契約をしておられる。立会人は三浦一雄さんと荷見安さんと、これは少し印刷が消えておりますので、もう一人ですが、名前ははっきりしておりませんが、三方が立会人になってこういう契約書を締結しておられる。
農工の社長の高橋武美、中央農水産の社長の高橋武美として判こを押してある、これはわかります。二つの会社の社長であるから、同じ名前で二つ並べてこう書いてあることはわかる。その次に、個人高橋武美と、こうきておる。こういうふうに個人高橋武美と書いて判を押されて、農林中金がその誓約書を受け取らなければ安心できないものが何かそこにあるということが、これは容易に推測できるのです。
○証人(高橋武美君) さようでございます。
○証人(高橋武美君) さようでございます。
○証人(高橋武美君) 持参いたしました。
元農林中央金庫理事長湯河元威君、尤農林中央金庫理事山下利義君、元全国購買農業協同組合連合会会長理事田中順吉君、元中央農水産株式会社社長高橋武美君を証人として出頭を求めることにいたしました。また証人出頭要求の手続につきましては、委員長及び理事に一任する、こういうことに申し合せができましたが、以上の通りに決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○証人(高橋武美君) さようでございます。
○証人(高橋武美君) 記憶ございません。
○証人(高橋武美君) わかりません。
「その後同社は魚粕の統制解除等に起因し、経営不振に陥ったが、社長高橋武美氏は、この事態に道義的責任を感じ、たまたま同氏が経営していた、日本農工株式会社(資本金五百万円……)がこれを救済することとなり、このため日本農工株式会社は農林中央金庫から四千六百七十万円を借り入れ」た、こういうことを言っておるのです。明らかに因果関係があるということをこの報告書の中にうたってあるのです。
○政府委員(渡部伍良君) 日本農工の初代の社長は、元農林中央金庫の監事高橋武美さん、その次に元農林中金の理事山下利義、それからその次に三浦一雄、そういうふうになっております。現在は高橋武美氏が代表取締役になっておる、こういうふうに承知しております。
これが回収困難となりますと、会計検査院の検査の目をごまかすために、先ほど申しました日本農工株式会社の社長の高橋武美という人をうまくだまして、高橋に月々十万円月給をやるようなことでだまして、そうして、農林中央金庫と日本農工株式会社との間には債権債務が何も存在しないにかかわらず、農林中金から四千六百七十万円を借りたがごとく仮装して、農工の工場財団に抵当権を設定した。