1952-02-27 第13回国会 参議院 決算委員会 第10号
それから第二点の足利工業が第一銀行足利支店から借りておつた借財が千三十万円であつたのに、三千八百万円ほどあると言つてその間の差額の三千数百万円を横領したという点でありますが、この点は私どものほうで十分調査いたしました結果、二十三年十二月二十八日現在におきまして、第一銀行足利支店からの借財は担保付手形貸付で足利工業株式会社名義のものが千百八十四万五千円、田中平吉名義のものか六百五万八千三百六十一円、高橋正吉名義
それから第二点の足利工業が第一銀行足利支店から借りておつた借財が千三十万円であつたのに、三千八百万円ほどあると言つてその間の差額の三千数百万円を横領したという点でありますが、この点は私どものほうで十分調査いたしました結果、二十三年十二月二十八日現在におきまして、第一銀行足利支店からの借財は担保付手形貸付で足利工業株式会社名義のものが千百八十四万五千円、田中平吉名義のものか六百五万八千三百六十一円、高橋正吉名義
その結果澁谷税務署に昭和二十三年の高橋正吉名義の三十万円の贈與税の申告があることが発見されたわけです。そこで早速当時この申告を受けた元澁谷税務署の資産税係の松木功を呼んで事情を確めたわけであります。で、松木の言うところを結論的に申上げますならば、松木は高橋から三十万円を大橋に贈つたということを聞いた。二十万円については全然聞かなかつた。
○証人(渡辺留吉君) 金の出し入れにつきまして、この売却代金は三和銀行の日比谷支店に高橋正吉名義で普通預金が設けられておるわけであります。
そこでその後それをいろいろ調べると事実と相違する点が発見されて来たのでありますが、自動車を売つた当時、その金がこの大橋証言で言つておるように、日比谷支店の高橋正吉名義の口座に入つておるというようにはどうも私の調査では考えられないということ、その点は一体どうであるかということ、あなたはそういう工合に思うか思わないかということ、それからその金は大橋氏が監督をして、大橋氏の名刺なり判なり許可がなければ如何
○カニエ邦彦君 それで自動車の売却代金を、高橋正吉名義で三和銀行日比谷支店の金を動かすということは、前回の各証人の証言の通り大橋自身の責任であり、大橋の許可がなければ動かせないということがはつきりして参つたのでありますが、そこでもう一つは、自動車でなくて例の株でありますが、株の売却をあなたがされて、その株のうちから大橋氏に渡した金があるのかないのか。
即ち、その一は、返納計画書に記載されておる高橋正吉名義の東武鉄道株券三万五千株につき、特調は一旦この株券の提供を受けて銀行に保護預かりしておりながら、売却のためであるという高橋の申出により、これを同人に渡したものであり、高橋証言によれば、売却代金百六十万円のうち五十万円は大橋氏に渡したとのことであるが、この五十万円は大橋氏から特調に入金がなく、従つて売却代金の全額が未だに納入されておらないのである。
而も前記自動車に関しては、大橋氏が山下茂に命じて売却し、その売却代金を高橋正吉名義で株式会社三和銀行日比谷支店に預金し、その出入れに関しては大橋氏が権限を持ち現在に至つておるのである。高橋正吉の証言によれば前記東武鉄道の株券売却代金の内金土十万円も大橋氏に預けてあるという。
○カニエ邦彦君 証人にお伺いするのでありますが、当委員会から資料要求をいたしまして、委員会に御提出になりました高橋正吉名義によるところの預金につきまして、あなたのほうからお出しになつておりますその資料は、このまま間違いないものとして我々認めておるわけでありますが、それでいいのでありまするか、先ずその点をお伺いします。
○委員外委員(栗山良夫君) 先ほどあなたは只今のところでは高橋正吉名義の口座は全然ない、ただ永福町にあなたの夫人の名義で口座があると言われますが、これはごの口座の一番最初取引をされたときの総額はどれくらいであり、又その金はどうして得られた金であるか。それを伺いたいと思います。あなたの御夫人自身の財産であるのか、或いはあなたの金を名義の書換えをしておられるのか、その点を伺いたい。