1967-06-07 第55回国会 衆議院 文教委員会 第13号
いよいよ抜本的法改正だと伝えられる今次法案が誕生をし、苦しかった過去数カ年のすし詰め時代を思い、これからは急減期に入るのだから、いよいよ高校教育水準を高めるための学級編制基準をはじめとする一連の諸施策が打ち出されるものと期待し、胸ふくらまぜて今次新法の内容の出現を待ち受けたものであります。 現在の高校教師は、本県の場合、一週二十二、三時間も、相当高度な専門教科の授業を担当しております。
いよいよ抜本的法改正だと伝えられる今次法案が誕生をし、苦しかった過去数カ年のすし詰め時代を思い、これからは急減期に入るのだから、いよいよ高校教育水準を高めるための学級編制基準をはじめとする一連の諸施策が打ち出されるものと期待し、胸ふくらまぜて今次新法の内容の出現を待ち受けたものであります。 現在の高校教師は、本県の場合、一週二十二、三時間も、相当高度な専門教科の授業を担当しております。
しかしながら、国民的な教育の要求、新しい社会の進展、後期中等教育の拡充整備、あるいは高校教育水準の向上というような観点から広く高くこれをながめましたときに、まだまだ十分なものではないというように考えるわけでございます。したがって、この改正をもって、とても抜本的な改善などとは言えないというように思うわけであります。
公立におきましても、六十人学級等があらわれ、高校教育水準の低下混乱は目をおおうことのできない事実となっているのであります。 このような重大なそごにもかかわらず、政府は昭和三十九年度進学率を、六三・五%に押えております。昨年六七・四%入学した実績から考えまして、この率は実情に合わない低いものであることを、憂慮いたす次第であります。