1955-05-17 第22回国会 衆議院 運輸委員会 第10号 本船は紫雲丸の沈没を防ぐため、そのままの状態を続け、紫雲丸乗客を極力移乗させるとともに、救命艇降下を命じ船内の救命具を投下し、救助に全力を尽したのでありますが、ちょうど七時ごろ紫雲丸は左舷に傾斜し、ついに横転沈没したので、漂流している遭難者を極力救命艇により救助し、本船に収容するとともに、その間陸上に救助手配を連絡し、七時三十分ごろ鉄栄丸、高松海上保安部所属艇その他の応援を得てさらに救助に努めた後、 加藤常太郎