1997-05-07 第140回国会 衆議院 建設委員会 第11号
その一つに、高時川の上流に丹生ダム、これは近畿で一番大きなダムで、総貯水量一億五千万トン、黒部第四ダムとも同じ大きさだということですね。これは琵琶湖の北の方で豪雪地帯であります。雪解け水をためておいて、渇水期に琵琶湖に流そうということであります。結局富栄養化した水が北湖に流れて汚染を進めることになるということですね。
その一つに、高時川の上流に丹生ダム、これは近畿で一番大きなダムで、総貯水量一億五千万トン、黒部第四ダムとも同じ大きさだということですね。これは琵琶湖の北の方で豪雪地帯であります。雪解け水をためておいて、渇水期に琵琶湖に流そうということであります。結局富栄養化した水が北湖に流れて汚染を進めることになるということですね。
○尾田政府委員 ただいま先生御指摘の丹生ダム、これは旧名高時川ダムでございますが、このダムにつきましては、御指摘のとおり大変大きなダム、高さ百四十五メートル、一億五千万トンの貯水容量を持つダムでございます。
今御質問のございました丹生ダムは、琵琶湖に注ぐ高時川、姉川の沿岸の長浜市ほか一市七町の約五万人の方々を水害被害から守るということと同時に、大阪、阪神水道初め八十七万人の方々の飲み水の一部を供給するという目的で建設されております。
○大渕絹子君 今、高時川が自然のままに流入をしている状態でも、先ほど来一番最初から私がお聞きをしておりますように、琵琶湖の水質はどんどんどんどん悪くなってきている状況なんです。
琵琶湖の水質を回復させていくためにも、前々回、私はダム地震との関連の中で丹生ダムについての意見を申し上げたわけですけれども、高時川上流につくられる丹生ダムは、琵琶湖の水質を回復させていくためにもこのダムの建設はちょっと待っていただいた方がいいのではないかというふうに思うわけでございます。 まず、環境庁は、ダム建設後の影響評価について検討されたことはございますでしょうか。
それから、高時川流域での水害の被害があるということの中で洪水調節ということが言われているわけですけれども、実際に高時川流域での水害の被害についてどんなものがあるのか。 私の記録の中では、余呉町の町政百周年の記念誌の中にも、昭和三十八年に高時川増水の記録だけしか残ってない。このときも全く人的な被害はないということで堤防も決壊されていないわけです。このこと一点だけしか出てないわけですよね。
まず、現在高時川の水は、そのまま流入して琵琶湖の中で極めて長い期間滞留しているわけでございます。そういう観点で障害が起こっているかということですが、御承知のとおり北湖においては大きな障害はないわけでございます。それで、この種の判定の場合に、いわば湖の浅さと、それから湖の中でどのくらい長い間とどまっているのかということが水質障害の大きな要因でございます。
○近藤(徹)政府委員 丹生ダムでございますが、これは高時川、姉川沿川の洪水調節とあわせまして、下流近畿圏の水道用水の供給、また異常渇水時等の緊急水の補給という多目的ダムとして、直轄ダムとして企画したものでございます。建設地点は滋賀県伊香郡余呉町の高時川の地先でございますが、総合的な地域の地形、地質調査の結果、ロックフィルダムとして高さ百四十五メーターで建設する予定でございます。
例えば、言葉じりをつかまえるわけではありませんけれども、高時川の水は今も流れていて琵琶湖は汚れていない、そうと違う。
なお、直轄ダムのうち高時川のダムにつきましては非常におくれておりまして、一三・二%という状況でございます。 これら事業の進捗がおくれております理由でございますが、各事業ごとに状況は異なりますが、主として予算の確保の問題、用地取得の難航の問題、埋蔵文化財調査による問題などが理由でございます。
○増岡説明員 先ほど申し上げましたように、高時川のダム計画は現在多目的として計画をしておりますけれども、もしこの計画が非常にいいということになりました場合は関係府県と十分協議いたします。そして計画が決定いたしましたならば、例の琵琶湖総合開発計画の変更をする手続をしなければいけない、そういうことを考えております。
○瀬崎委員 ということは、建設省のこのダムに対する計画や工事実施の方針がきまらない限り、琵琶湖総合開発で現在決定を見ている高時川ダムの着工はされない、こういうことですか。
今度は北のほうで、同じく琵琶湖総合開発計画の中で県が治水目的の高時川ダムというのを計画しているわけです。ところが同じ地点で今度建設省がもっと大規模な下流利水も含めた、このほうは貯水量が菅並の上流地点で一億二千万トン、下流サイトになると二億トンというふうな大規模なダムを計画し、これも予備調査をすでに一部やっていらっしゃるわけです。
すなわち、彦根市外松原内湖及び入江内湖の両国営干拓地、長浜市南部用水改良事業の説明及び陳情と現場視察、伊香郡北富永村地内高時川上流井堰の視察、琵琶湖北岸伊香郡塩津村地内塩津内湖国営干拓地、高島郡百瀬村地内百瀬川災害復旧事業及び高島郡広瀬村安曇川沿岸災害復旧事業の視察等七箇所であります。同日をもちまして滋賀県下の調査を終りまして、京都府におもむいたのであります。