1971-04-27 第65回国会 衆議院 社会労働委員会 第18号
高度成長期間を通じて労働力が不足と言われながら、それに対してどういう対処、改善のしかたをしたのか。同時にいまウエートが下がっておる、日雇い労働者のウエートも全体に比較すれば下がっておる、こう言われるけれども、しかしそれの下がり方というのは、いまここにパーセンテージがあるようにそんなに下がってない。むしろ四十四年は四十三年に比べて上がっておるはずです。
高度成長期間を通じて労働力が不足と言われながら、それに対してどういう対処、改善のしかたをしたのか。同時にいまウエートが下がっておる、日雇い労働者のウエートも全体に比較すれば下がっておる、こう言われるけれども、しかしそれの下がり方というのは、いまここにパーセンテージがあるようにそんなに下がってない。むしろ四十四年は四十三年に比べて上がっておるはずです。
高度成長のあとで、高度成長期間には所得は伸びておりますが、同時に、あの時代にも物価は上がっておった。ところが、経済が停滞期に入りましたために、物価が上がっていながら所得増にやはり停滞があったということから、そういう問題の解決のために一ヵ月早めるという措置をとったというふうに当時の事情は聞いておりますが、こういう事情も当然考慮されたことと思います。
ですから、この金融の正常化は、これは過去十年の高度成長期間にかなり累積したものでございまして、一朝一夕にはやはり解消しないと思いますし、ここ数年の努力が要るのではないかと思います。