1988-12-09 第113回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第5号
最初は、倍増計画の目的でありました高度成長実現のために社会資本が既に隘路になっているということから、何よりもまず産業発展の隘路是正ということで、道路、港湾、工業用地、工業用水というのが重視されました。四十年代になりますと、産業開発から社会開発だという声が高まりまして、住宅、上下水道、厚生福祉、下水道というのが徐々にふえ始めました。
最初は、倍増計画の目的でありました高度成長実現のために社会資本が既に隘路になっているということから、何よりもまず産業発展の隘路是正ということで、道路、港湾、工業用地、工業用水というのが重視されました。四十年代になりますと、産業開発から社会開発だという声が高まりまして、住宅、上下水道、厚生福祉、下水道というのが徐々にふえ始めました。
第二は、こうした今日の教育のゆがみや矛盾は、経済の高度成長実現のための手段として徹底的に利用されてきたことに最大の原因があると私はとらえております。また今日では、先ほども論議がありましたけれども、愛国心教育の高揚というふうなことが一つの政治目的を達成する手段として教育の中に持ち込まれようとし始めているように私は見ています。
このことは、林業基本法にもっともらしい目的と政策を掲げながら、実はパルプ産業をはじめ大資本の要求を満たし、経済の高度成長実現のために、木材の低価格政策と安上がり林政を進めた歴代自民党内閣に責任があると断ずるのであります。これまで政治の中枢にありました総理は、この現状についてどら分析し、その責任をいかに痛感されますか、御所見を伺いたいのであります。
今後は貿易の自由化の進行に伴って国際競争もますます激化することが予想されますので、その一そうの近代化合理化を推進し、競争に打ち勝ち得る実力を培養するとともに、進んで経済の高度成長実現の過程において中小企業の地位の向上発展をはかるため、中小企業の振興のための施策を強力に推進して参る所存であります。