1952-04-17 第13回国会 衆議院 通商産業委員会 第24号
たとえば天竜川の高岡ダムでありますが、そこの建設の過程で外人の測量士が入り込んでも、これをとめてやるものがなかつたという事実があつたようであります。畫そこへくいを打つておくと夜になるとはずされている。ボーリングの機械のボルトがはずされている。つまり明らかにこれに対して反対であり、それは必ず自分たち農氏にとつて不利益である、こういう受取り方をしておる証拠だと思うのです。
たとえば天竜川の高岡ダムでありますが、そこの建設の過程で外人の測量士が入り込んでも、これをとめてやるものがなかつたという事実があつたようであります。畫そこへくいを打つておくと夜になるとはずされている。ボーリングの機械のボルトがはずされている。つまり明らかにこれに対して反対であり、それは必ず自分たち農氏にとつて不利益である、こういう受取り方をしておる証拠だと思うのです。
この天竜川の高岡・ダムにしましても、これが竣工すればどこへ主として流されるか、何を目標にしておるか、これは名古屋の中日本望、つまりこれからいよいよ日本で航空機をつくる、兵器生産が許される。この中日本重工に対して高岡ダムの電力というものが、そこへ流されるということになるわけです。これはもう今日漫然と電源開発をやり、発電所をつくり、ダムをつくるというようなことはあり得ない。