2021-04-14 第204回国会 参議院 本会議 第15号
さらに、高専教育は海外でも高い評価を得ており、国立高等専門学校機構ではこの高専教育の海外展開を進めています。既にモンゴル、タイ、ベトナムで導入が始まっており、今後、これらの取組が海外での高専生の更なる地位の向上につながるものと考えています。
さらに、高専教育は海外でも高い評価を得ており、国立高等専門学校機構ではこの高専教育の海外展開を進めています。既にモンゴル、タイ、ベトナムで導入が始まっており、今後、これらの取組が海外での高専生の更なる地位の向上につながるものと考えています。
教育予算については、これまで、少子化が進む中であっても、予算の効率化や重点化を図りつつ、予算を適切に措置させていただいたところでございますが、独立行政法人国立高等専門学校機構に対する運営費交付金等においても、高専教育の高度化や国際化といった新たな課題への対応に必要な予算を措置してきたところでございます。
また、質的充実についても、中教審で、新たな産業を牽引する人材育成の強化、高専教育の高度化のための方策に係る御議論を受けて、今お話のありました理工系大学との共同教育課程の設置など、高専教育のさらなる質的充実に努めてまいりたいと思っております。
また、高専教育の海外展開に当たりましては、外務省を初め、独立行政法人国際協力機構あるいは独立行政法人日本貿易振興機構、こういう関係機関や日本企業の海外現地法人との連携した取り組みということが必要であると考えておりますので、適切な連携のもとで、高等専門学校の海外展開に努めてまいりたいというふうに考えております。
答申では、今後五年間程度の体系的かつ集中的な取り組みの計画を策定するということを提言しておりますが、高専教育の充実のため、集中的な投資をしていただくように要望したいと思いますが、文部科学大臣の御答弁をお願いしたいと思います。
卒業生が高専で受けた教育が社会に出て役立っていると感じているかどうか、高専教育の成果については約七二・三%の卒業生が役立っていると答えているんですね。 この結果を見ますと、今いろいろな組織がえをしておりますけれども、今のところ社会のニーズに適した教育を実践しているのではないかと私は思うのですが、そういうことを踏まえた統合になっているのでしょうか。簡潔に答えてください、時間がありません。
第二は、高専教育の充実についてであります。 高等教育につきましては、それぞれの高等教育機関の特色ある発展と質的充実を図り、国民や社会の多様な要請に適切にこたえていくことが重要な課題であります。
そういうことを通じてまさに創造的に現実の課題に対応してそれを解決する能力を持った技術者を養成するというそういう趣旨を高専教育というものは追い続けているわけごでざいますし、そういう意味で高専の卒業生に対する社会の評価というのは非常に高い、そういうことが言えるというふうに考えております。
先ほども嶋崎委員からお話がありましたように、むしろ高専をいわゆる普通の大学にしていくとか、あるいは短期大学にしていくとかいう方向を目指した方がいいのではないかという考えを持っているわけですが、この高専教育がさらにまたもう一つこれに上積みをされた職業人教育という形になって、いわば今日までの大学の理念と違ったものが並行して存在をしていくことになるのではないかということを指摘いたしたいわけであります。
○山原委員 昨年の七月三十日、日本教育協会主催のこれからの高専教育を考えるというシンポジウムの中で、この方が先ほど言いました「技術科学大学院の基本構想等々」と題して講演をいたしております。その中で「高専の教育の延長線上にさらに高度の技学に関する教育研究機関を設ける社会的必要が生じた。」と述べておるのであります。
今日の課程においてもなされたのでございますけれども、それはおよそ高専教育というものが五カ年一貫の教育においてほぼ学部レベルに近いものを培うんだということでカリキュラム等も組んでおるわけでございますし、学部後期二年のところの制度だけを抜き出すという点については、それは非常に問題があるだろう。ですから、カリキュラムについては大学院修士課程のところの研究教育の内容というものをまず固める。
だから、じゃ、この学生たちはむしろ高専教育には不適格な学生ではなかったのか。十五歳のときに進路を決定をされて、そして高専に入ります。入りますが、多くは文科系を志望しておるという事態が出ておるわけですね。そうしますと、高専教育に対して適格な人が多いんだろうかという疑問も出てくるわけですね。
技術科学大学院の構想は、高専卒業者等を主たる対象として考えておるわけではございますが、技術科学大学院の構想自体といたしましては、実践的な技術の開発を主眼とした教育、研究をねらいとするということを掲げ、そしてこの技術科学大学院の研究、教育面で発揮しようとする特色は、今日の高専教育において非常に実践を尊重した技術を身につけさせることを教育の一つのねらいにいたしておるわけですけれども、そういった技術開発、
そういう意味で高専教育の内容というものがややもすると固定化し、画一化しておるきらいがございますので、今日の諸状況に照らしまして高専教育の内容をいかに弾力性を持たせるか、いかに各高専の生徒の側の方の選択の幅というものも認めていくかというようなことで高専教育を生き生きとしたものに改善してまいりますために、これをどこをどう改善したらよろしいかということをただいま文部省も鋭意取り組んでおるところでございます
まあ文部省としてはそういういろいろな情勢はありますけれども、まあ高専卒業生になるべく自分の現実の志望に沿った受け入れがなされることが望ましいという一般的な判断に立ちまして、大学に対してはいろんな機会に当局あるいは工学部長といった経路を通じまして高専教育に対する理解を求め、編入に対する配慮を求めておる次第でございます。
それからさらに、「再び「高専教育の不合理と矛盾」」というのが第二回目に出まして、第三回目には、「高専問題打開に小さな芽」というやつが出ているわけですね。
なお、これは他の工業高専にも共通する問題だと思いますが、本校の松尾校長は、みずからの教育経験に照らして、「現在の高専教育は、大学コース七年間の修得内容を五年間で詰め込もうとしている。そのため、教えられたことを消化するのに精一ぱいで、自由に本を読んだり、ものをじっくり考える時間がなく、運動やクラブ活動を行なうひまもない。これでは創造力のある人間性豊かな技術者は養成できない。
こういう点を十分考えられまして、すでに発足して二年ですか、三年たっておると思いますが、アドバンスト・コースの可否、あるいは現在の工業高専教育の欠陥等についても早急に調査をして、これが検討に入っていただきたいと思いますが、大臣の御所見はいかがでしょう。
○加賀山之雄君 技術者の不足が非常に訴えられておるのでございまして、最近五年制の高専教育なども言い出されておりますが、私は技術教育にしろ何にしろ、まずその教育者、先生の質とそれから量、人数が大切だと思うのでございますが、今回の予算において、そういった先生の充実について盛られておりますかどうですか、その点について承りたい。
ただ、今日本の国家財政が不如意な関係から、必要欠くべからざるものでありましても、すべてが予算化されるということはとうてい至難なことでありますけれども、私どもは、義務教育を終えた者が、それで社会に立つて間に合うかどうかということを考えますと、どうしても高専教育を受けなければ、十分な技術家として、あるいはまた実業に従事する、社会に出るということは、無理であると考える。