2013-12-04 第185回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号
特に、高圧ガスタンクの火災だとか爆発もあって大変ひどい状態があったなと、このように思います。特に、石油精製だとか石油化学コンビナートが今集中をしております。そして、原子力発電所が止まっているということもあって、あそこの東京湾岸のところに新しい発電所を造ると、こういう動きもあって、まさに東京湾の臨海部はエネルギー基地になっていると、このように私思います。
特に、高圧ガスタンクの火災だとか爆発もあって大変ひどい状態があったなと、このように思います。特に、石油精製だとか石油化学コンビナートが今集中をしております。そして、原子力発電所が止まっているということもあって、あそこの東京湾岸のところに新しい発電所を造ると、こういう動きもあって、まさに東京湾の臨海部はエネルギー基地になっていると、このように私思います。
川崎市を中心とする京浜工業地帯には、阪神・淡路大震災の中心地、神戸地区と比較して、石油タンクが四百基に対して三千基、高圧ガスタンクが十七基に対して三百五十基と、その危険物、毒物を含め比較にならないほどの量があります。そのエネルギーは広島の原爆の何倍にも相当し、爆発するとその火炎は十キロ四方にまで及ぶと言われております。この地域の居住者は約五十万人になります。
細かなタンクの構造とか地盤の問題について触れる時間がありませんから、概略の話で大変恐縮ですけれども、大まかに申し上げますが、今、千葉県側の方の高圧ガスタンクの資料をごらんいただきますというと、百トン未満というのは、北部、中部、南部の中でそれぞれ分けられておりますけれども、全体で百五十六ございます。
その他の高圧ガスタンクにつきましても、今般の震災を踏まえ、大阪府及び兵庫県を通じて高圧ガスタンクを有する事業者の点検を実施しておるところでございます。
それから高圧ガスタンクにつきましては、従来から指摘されている事柄でもございまして、関係省庁の間で至急検討を進めたい、かように考えております。
消防庁独自の問題といたしましては、許認可事項に関連いたしまして、高圧ガスタンクにつきましての許認可事項についての簡素化を図るという三点の指摘がなされております。 補助金の関係につきましては、これから概算要求にかかるわけでございますけれども、私どもこれから地方団体の要望を踏まえながら、重点的にこれにつきましては対処してまいりたいというぐあいに考えております。
この中にも出ておりますように、たとえば高圧ガスを運ぶタンクローリーの場合、これは現在日本に二千八百台あるそうでございますけれども、高圧ガスタンクローリー自動車保険に入っている台数は約千台、三分の一近いですね。高圧ガスの場合、タンクローリーが一たん事故を起こしますと、恐らく数億円から数十億円という大災害になるわけですね。当然業者としては入りたいことはわかっておっても、任意保険ですらなかなか入れない。
○市川分科員 通産省の立地公害局の所管になると思いますが、高圧ガスタンクローリー自動車保険の加入状況ですが、私が承知しているのは、現在二千八百七十六台に対して千四十八台、普及率三六・五%、五十年度で加入台数が千三十三台、こういうことを考えますと遅々として保険加入は進んでないという状況があるのですが、これは事実間違いありませんか。
それから三つ目には、そういう問題が検討されるまでこの高圧ガスタンクローリー保険に加入している方に、まあ爆発保険なら爆発保険という何かマークでもつくって「加入済み」と。
それから通産省にお伺いしますが、この資料を見ますと、高圧ガスタンクローリー保険——爆発保険と俗に言われているそうですが、これはおたくの担当ですか。
通産省の立地公害局の保安課長鎌田吉郎さんが、四十九年八月三十日に「高圧ガスタンクローリー自動車保険の新設について」、非常に危険だから入れという指示をして、強力に進められておると思うのでありますが、四十九年の十二月ごろから今日までの現状は一体どのようにこの保険の状況は推移しておるのか伺いたい。
また、コンビナートでなくしても、工業地帯には石油タンクなりあるいは高圧ガスタンクが随所にありますが、この際、地震の危険地域に対するこれらの危険物の耐震性の強化あるいは危険物周辺の防災地域の徹底した設定といいますか、そういうふうなことをこの際見直して、防災対策を進めたらどうかと思うのですが、この点はどういうふうに考えられておられますか、お伺いをいたしたいと思うのです。
十一、コンビナート地域について綜合的な防災診断を推進するとともに、石油タンク及び高圧ガスタンクについてその基礎、構造、非破壊検査等に関する専門的な検査体制の確立を図ること。 右決議する。 以上であります。
これは非常に私重要だと思うのでありますが、こういったいわゆる点検だとか検査だとかあるいは構造の規制だとかいろんな問題が、本法律案の中で、たとえば高圧ガスタンクは高圧ガス取締法、石油タンクは消防法でありますが、言うならば法律の規定から除外をされまして、政令、省令に委任をされる、ゆだねられているという点が非常に多い点について、私ども非常に不満の意を表せざるを得ないのであります。
二 既設事業所における災害を防止するため、石油コンビナート等における石油・高圧ガスタンクの基礎、構造、防油堤、防液堤、保安距離等に関する規制を強化し、危険物等の過密化の防止その他安全性を高めるための措置を強力に推進すること。
しかし、今後備蓄基地における十五万トンタンクがたとえば破裂をし、その重油の流出事故があるというようなことになりますと、その被害は高圧ガスタンクの爆発と比較しても決してまさるとも劣らないような被害になる可能性があると思います。ですから、石油タンクはまあ製造設備じゃないんだというようなことで、従来タンクの安全性について過小に評価していたきらいがあったと思います。
高圧ガスタンクの安全性をチェックするためには、通産省の方としてはどういう措置をとっておられるのですか、その点をちょっと説明してください。
「コンビナート等における石油・高圧ガスタンクの基礎、構造、防油堤、防液堤、保安距離等に関する規制を強化し、危険物等の過密化の防止その他安全性を高めるための措置を強力に推進する」という文章になっています。実は、この前の国会で、佐々木消防庁長官も、既設のものについては防災診断をやる、いま進めている、そうして、問題があるとすれば防災対策を一周強化していくという御答弁をいただいているわけであります。
ただ、石油タンクの場合に、高圧ガスタンクと違いまして大変大きいものが多いということが一つ特色として言えると思います。そういたしますと、その基礎を打ちましてやります場合に、その支持地盤までの距離とか、そういうこともいろいろ問題になりましょうし、また一部には地震がありました場合に、細いくいで支えておるという場合にそれがどうなるのだ、こういう議論もあるようでございます。
二 既設事業所における災害を防止するため、石油コンビナート等における石油・高圧ガスタンクの基礎、構造、防油堤、防液堤、保安距離等に関する規制を強化し、危険物等の過密化の防止その他安全性を高めるための措置を強力に推進すること。
今度全国の石油タンクあるいは高圧ガスタンクについての安全を確保していこうというのが本法案の趣旨なんですけれども、しかし、この水島の油の流出事故を徹底的に究明することによって、果たしてこの程度の法案で将来の災害の防止の万全が期せるかどうかということが浮き彫りにされると思って私は聞いておるわけなんです。
そういたしますと、いまの高圧ガスタンク等からの延焼の拡大あるいは製造設備等からの延焼の拡大ということを考えてまいりますと、その災害の規模というものはどちらかというとタンクから生じました災害規模の中で吸収されるのではなかろうかというような感じがいたしております。
○佐々木政府委員 石油コンビナート等特別防災区域というものを指定いたします場合には、単に石油タンクあるいは高圧ガスタンクのありますいわゆるコンビナートをなしておる事業所の区域だけではなしに、その地域を一体として防災体制を形成することが望ましいという地域を一括して指定をするということにいたしておるわけでございまして、この地域の区切りの仕方というものにつきましては、市町村長、府県知事の意見を十分取り入れて
委員会におきましては、高圧ガスタンクの総点検の結果とコンビナート防災対策、工場の保安管理組織強化の方法、高圧ガス保安協会の組織と運営のあり方、液化石油ガスの消費家庭における事故の現状等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録に譲ります。 質疑を終わり、討論なく、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。