1961-03-22 第38回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
それから、今工業技術院のお話を聞きましても、ひっきょうずるに、これまでの協同研究らしきものをされた会社というものは、今自動車のケースでも見ましたが、特に、高分子関係ともなれば、なおさらのことでございますが、やはり、これは石油産業なり、自動車産業なり、カメラ産業なりのビッグメーカーというようなことなんですね。
それから、今工業技術院のお話を聞きましても、ひっきょうずるに、これまでの協同研究らしきものをされた会社というものは、今自動車のケースでも見ましたが、特に、高分子関係ともなれば、なおさらのことでございますが、やはり、これは石油産業なり、自動車産業なり、カメラ産業なりのビッグメーカーというようなことなんですね。
それから、一方では、高分子関係の仕事なり自動車関係において、両者のコーオペによって生み出そうとするのが新しい技術だと思うんです。そういう方向は、私どもは正しい方向だと思うんですよ。日本はそれでいいと思う。
あるいはさらに、今度は名古屋の通産省の工業試験所をアイソトープ関係のセンターにする努力をしておりまして、これが高分子関係を中心にして、しかも民間の研究者もそこへ研究室を作れるように開放研究室にいたしまして、日本がこれから開拓すべき一つの大きな要素として放射線科学という面を今開拓しつつある最中でございます。
そのほか原子力によるところの船の問題あるいは飛行機の問題、なおそのほかにアイソトープの国民生活への利用のためのいろいろな研究、それに必要な電子工学関係、あるいは高分子関係というような、われわれの想像のできないような非常な広い分野にわたって参りますので、挙国態勢をとらなければいけないような研究対象を持っております。
合成樹脂、合成繊維等の高分子関係に関しましては非常に効果が大きいのでございますが、その方に今後とも力を入れたい。これば特許等の問題にからみまして、現在日本でもそうでありますが、世界的に非常に大きい革新の要素をなしております。もちろん低分子関係であります石油化学工業等におきましては、そういう作用をもたらすことは当然でございますが、そういう点もあわせてこの中に含めてございます。