1996-06-05 第136回国会 参議院 海洋法条約等に関する特別委員会 第4号
漁船のトン数制限、隻数制限、馬力制限がそのいい例です。漁業管理、資源管理というよりも、むしろ漁業調整に主眼がありました。漁獲量、つまり生物資源の管理を目的とする総量規制は初めての経験です。TACといっても、自由競争を国是とするアメリカはオリンピック方式を採用し、ノルウェーはまずグループに割り当て、さらにそれを個別の漁船別に配分しています。
漁船のトン数制限、隻数制限、馬力制限がそのいい例です。漁業管理、資源管理というよりも、むしろ漁業調整に主眼がありました。漁獲量、つまり生物資源の管理を目的とする総量規制は初めての経験です。TACといっても、自由競争を国是とするアメリカはオリンピック方式を採用し、ノルウェーはまずグループに割り当て、さらにそれを個別の漁船別に配分しています。
そういう中で、休漁期間の延長等でございますけれども、これは先ほど申し上げましたように、期間だけじゃなくていろんな漁船のトン数でございますとか、それから馬力制限でございますとか、こういうもの総体として資源維持ということを図りながら認めている期間でございますし、それからそういう中でそれぞれが生産活動をし生計を立ててきているということもございますので、両者間で円満に話がつき、変更ということになりますれば格別
しかし、こういう効率的漁法なるがゆえに、規制なしでほっておくということでは資源への影響ということも考えられますために、底びき網漁業につきましては特に資源保護という観点から操業期間でございますとかあるいは漁船のトン数、それから馬力制限、あるいは操業区域の制限といういろいろ資源上大丈夫というところまで厳しい規制を行いまして、この規制の中で操業をさせているわけでございまして、こういういろんな規制のもとで操業
したがいまして、我が国におきましては、資源保護のために、操業期間あるいは漁船のトン数、馬力制限、操業区域の制限等、がんじがらめと言っていいくらい厳しい規制のもとに底びき漁業を置いておるつもりであります。私どもとしては、これらの規制のもとで操業していただくのであれば資源に対する特段の悪影響はないというふうに思っておるわけであります。
○田英夫君 この点は、馬力制限をするということによって、実は中小漁業関係者はこれでわれわれの方が有利になると一時喜んでいた空気もあったわけでありますが、結果的にはいま長官がお答えのとおり、従来とほとんど変わりがないということになるわけで、この辺のところにどういう影響が出るのか、後でちょっと朝鮮との問題を伺いたいんですけれども、日中漁業協定の締結については政府もきわめて御熱心でありましたし、民間のそうした
○田英夫君 今回の協定でも軍事警戒区域とか作戦区域とかいうところは従来と同じなわけですから余り大きな影響はないと思いますが、ひとつ馬力制限の線がはっきり出てまいりましたが、六百馬力と六百六十馬力という線が引かれた結果、さっきちょっと実は伺ったのはそのためなんですが、当然のこととして馬力制限が加えられればその分だけ、中小の漁業者は大きい船を持ってないというのが常識でありましょうから、いま大手が三割と言
○永末委員 私がこの質問を申し上げておりますのは、中国側の基本的な主張は大陸だなは自然延長線である、しかしここで、馬力制限だけに関することでございますけれども、わが国と中国との中間にあるラインが引かれたということは、いままでのような中国の考え方にある意味で修飾が加えられたとなるかどうか。
○永末委員 馬力制限の線がございますね。それはずっと線が引かれてあって、いわば東側の限界のごとき気がするわけであります。それ以内ではそれ以上の馬力を使ってはいけない、こういうことでございますから、そうするとやはり何かこの協定における東側の限界というものはすうっと書いてある線である、こう判断できますから東側の線と申し上げました。お答え願いたい。
○桑名義治君 軍事警戒ラインあるいは馬力制限の問題は非常に重大な問題ではございますが、先ほどから交渉の段階でなかなか明快なお答えができないということではっきりしないわけでございますが、いずれにしましてもこの二つは非常に大きな問題だと思いますし、しかし、馬力制限を全面的に日本がのんだとするならば、西日本漁業界は壊滅的状態に陥る。
○桑名義治君 次に馬力制限の問題でございますが、大まかな論議をしますと、ABC、この三地区のC地域、このC地域は経済水域二百海里にちょうど当たるという、そういう意味を含みながらのいわゆるC地区の設定ではなかっただろうかと、こう私は判断をしているわけでございますが、この馬力制限が中国の言っているようにこのままの状態でのまれたとするならば、西日本漁業界というものはほとんど壊滅状態にならざるを得ません。
○桑名義治君 そうすると、この馬力制限の問題については現在もうすでに討議に入っていらっしゃいますか。
○小山一平君 それから十月にも再開されるというようにいわれております日中政府間漁業協定締結交渉ですか、これにおいて第一回の本交渉で中国側が底びき漁船の馬力制限ということを魚族保護の立場から強く主張をしてきている、こういうことを聞いておりますが、これらについての見通しはいかがですか。
そういう意味で、せめて東京にあって、住宅地域の中にある中小企業、しかも公害を伴うものは困るが、そういう内陸部で十分やっていけるような軽工業、住居専用地区の中でも動力の馬力制限をつけておれば現に操業しているものもあります。そういうものが北関東に団地をつくって、しかも、きちっと遮断緑地もあるようなそういうところに移ってもらったらどうか、それはちょうど筑波移転にもあります。
ところが紀伊水道を除く内海を同一の十馬力制限になりまして、私は最後の委員会においてこの決を採りまするときにおきましても大阪は絶対賛成しがたい、留保の意見を付けておりまして今日に至つておるのでございます。
打瀬の第三種の漁業であるとか或いは「いか」巣曳網漁業であるとか、それから「ひとで」の桁網であるとか、或いは「あみ」「しらうお」等を目的としておる底曳網漁業、こういつたものは資源的にも整理の対象にする必要はないというふうに考えられますので、先ずそういつた整理の対象にしない漁船数をさつ引きまして、それからいわゆる法規で定まります制限以上船、例えば十五トン以上の船だとか或いは内海の内湾等におきましては、馬力制限
前の馬力制限とかわつて参りました事情でございますが、この点につきましては、その後伊勢湾において連合海区委員会を開きましてたびたび意見の聴取を行つたわけでございますが、その間の実情の調査に従いまして二十馬力というふうに限定いたすように改正したわけでございます。
その前に、もちろんこの馬力制限につきましては愛知、三重両県の海区委員会なり、あるいは漁民の大多数の方の御賛同を得ていることは当然でございます。
特に紀伊水道の馬力制限につきましては、瀬戸内海の連合海区漁業調整委員会におきましても慎重に審議をいたしまして、二十馬力という線を出したのでございます。
来年度、さ来年度、とにかく五年でこの整理減船という処置を一応終るわけでございますので、五年目には必ず理想的な馬力制限のところに行くであろうというふうに考えるのでございましてこの五年の間にとにかく努力いたしまして、なるべく短かい期間で処理して参りたい、かように考えるわけでございます。