1997-02-12 第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
まず、香港の話から少しさせていただきたいのですけれども、香港を見る限り、やはり香港そのものが少しずつ変わっていくということは、これはもう間違いないのではないかと思います。 アジアの発展のパターンの中で、例えば政府の役割が重要だ云々という話がありましたけれども、実はその唯一の例外が香港であったわけです。
まず、香港の話から少しさせていただきたいのですけれども、香港を見る限り、やはり香港そのものが少しずつ変わっていくということは、これはもう間違いないのではないかと思います。 アジアの発展のパターンの中で、例えば政府の役割が重要だ云々という話がありましたけれども、実はその唯一の例外が香港であったわけです。
それから、二つ目の御質問でございますが、香港返還との関係ですけれども、私は香港そのものが戦略的にアメリカが軍事プレゼンスをしたり香港を舞台として軍事的関係を持つというほどに軍事的に戦略的な位置にあるとは思えないんです。むしろ、どちらかといえば経済の話ではないか。ただ、経済を通じた米中の軍事面の交流はどうかとなりますと、これは幾つかのことが考えられると思います。
ところが、もとはと言えば伊藤忠の系統を通じて持ち込まれてきたもの、というのは香港そのものでつくられておった。組合員としての道義上の責任は内部問題としてはあるでしょう。だけれども、市場の消費者にとっても、小売商あるいは卸屋さんにしても、まさかそんなことになっておったとは知らなんだ。現地では大問題になったわけです。
ですからさつき私が申しました東南アジア百二十万トンないし百三十万トンという数字の中にも、十万トン香港を経由して中共へ行くだろうという数字を想定しておるのでありまして、香港そのものの需要と、香港を経由して中共に入つて行くものは十万トンくらいと見ているわけであります。