1948-03-30 第2回国会 参議院 予算委員会 第12号
併しながら只今岡本委員から御質問がありまして、それに對する大藏大臣、又文部大臣の御答辯もありましたことでありますから、私がそれを繰返して更に時間を取つて申すことは差控えますが、併しながら、これは全國民又全教育界の非常な關心事でありまするし、又前内閣以來の政治的責任でもありますし、又只今大藏大臣からお話がありましたように、政治的責任又道義的責任も自覺しておいでになるわけでありますし、首相の施政方針の演説
併しながら只今岡本委員から御質問がありまして、それに對する大藏大臣、又文部大臣の御答辯もありましたことでありますから、私がそれを繰返して更に時間を取つて申すことは差控えますが、併しながら、これは全國民又全教育界の非常な關心事でありまするし、又前内閣以來の政治的責任でもありますし、又只今大藏大臣からお話がありましたように、政治的責任又道義的責任も自覺しておいでになるわけでありますし、首相の施政方針の演説
○徳田球一君 私は、日本共産党を代表いたしまして、芦田首相並びに栗栖安本長官の施政方針演説に対しまして質問をせんとするものであります。 第一に外資導入についてであります。この外資導入につきましては、政府及び資本家の態度はきわめて奇怪至極のものでありまして、ただ物をとりさえすればよい、あとの條件は何も考えておらない、まるで乞食的な態度であると言わざるを得ないのであります。
芦田首相の演説は、一般に批評されました通り、熱と迫力を欠いておつたのであります。首相の今おかれた立場は、國際的に見ましても、國内的に見ましても、なまやさしいものではない。國際的に、近ごろの日本をめぐつての雲行きから、いかにも前途に光明があるかのごとく感ずる向きもあるのでありますけれども、飜つてこれを観察した場合において、日本は歴史的の危機に直面せしめられだものといわなければなりません。
今回芦田首相が組閣に狂奔しておつた政治の空白期間中に全國的にまき起つたこの苛酷極まる申告所得に対する不平不満、国民の動揺は、言語に絶するものがあつたのであります。ただその筋の命によつて表面鎮静を保つておるにすぎない現状であります。これがために増産意欲はいよいよ沈滞し、各地に土地の返還問題を惹起しておるのであります。
このことについては、関係方面もある程度許してくれるものと考えるのでありまするが、首相の見解はいかがでありましようか。 第二は、言論の徹底的自由についてであります。言論の自由は民主主義政治を行う上においで基本問題であることは申すまでもありません。
ここに私は項目を挙げて、芦田首相その他関係閣僚の明決にして誠意ある答弁を求めるのであります。 一、爭議の対策及び今後の処置として、現業員と非現業員、すなわち現場労働者と事務労働者とを明確に区別してこれに善処すべきであると思うが、政府にその用意ありや否やということがそれであります。 二、賃金の給與は現業と非現業とに区分し、その職能に從つて適正賃金とすべきであるとは思わぬかどうか。
現に今日ラジオや新聞の報ずるUPの通信は、確実なる筋の情報として、芦田首相がドレーパー次官に対して、アメリカが日本を極東における共産党の拡大に対する防壁として再建する計画に、全面的に協力することを約束したと報じておるのであります。非常に重大な時期が來ておることを我々は感ぜざるを得ないのであります。(拍手)責任のある御答弁をお願いする次第であります。(拍手) 〔國務大臣水谷長三郎君登壇、拍手〕
首相の演説が喚び起こした金融資本家陣営からの意味深い山彦の問題である。首相の演説した同じ日の二十日、経團連合会長石川一郎、全國銀行協会連合会長佐藤喜一郎の二人は、一、外國資本輸入のために労資の鬪爭を止めねばならん。二、株式の五割以上を外國資本に委ねることを避けてはならん。三、外國資本家「カリフオルニヤに投資するのと同じ氣持で日本に投資するのである」という意見を発表しておる。
首相は施政方針演説において、戰爭の結果として文化と道徳を頽廃させ、今日なお犯罪の減少を見ないのは遺憾にたえない、民族の血液から凶暴性を刈りとることは、一は國民生活安定の問題であり、他は道義の高揚をはかる教育の問題であると選べておられるのであります。これは第三者の批判として正しいのでありましよう。
なぜかと言えば、首相は施政方針演説の中に、今や世界は第三次大戦の可能性におびえておると言われたのでありますから、この際において、この声明をいかに解するかということを私は要求いたしたいのであります。
その見地に立ちまするときに、民主党の首班であります芦田首相は、今回の施政方針演説において、最高目標として、中道の途を歩み、且つ社会連帯、國民協同の理念というような問題をお話になつておりまするが、皆さんの御承知の通りに一面には保守の大同團結が唱えられ、一面には社会主義的な政党との間におきまして修正資本主義を唱えられましたる民主党首班は、果してこの修正資本主義の理念を如何に考えておられまするか。
質問の第一は、芦田首相の政治信念でございます。芦田首相はその持論を今回の施政方針において明らかにして次の如く申されました。即ち今回の組閣に当つて、國民総力結集を目標とし、各党の協力を求めた。又凡そ國家の変動期に際しては、ややもすれば右か左かの極端に流れ勝ちであるが、これを排斥すると述べ、中道論を主張されたのであります。
しかも芦田首相は、かつては日本の本國に接近したるところの島は日本に返してもらいたいということによつて世界に物議を起した方でありまするその方が、事もあろうに、東洋の隣國においてはその政情が安定いたさないから、日本の経済復興は一大障害を來したと言うておるのであります。何たる不謹愼な意見でありましよう。この島を返せと言つて、しかもそれを返さないと言う。あるいは返すと言う。
(拍手)而も芦田首相の施政方針演説には、この問題には言及しておりません。芦田内閣の與党三派政策協定にも、この問題については私は熱が足らんと思う。即ちこう言つておるのであります。政策協定には、「行政整理と企業整備は民主化及び能率化を目標とし、機械的人員整理は行わない」と書いてあるのであります。私はこれは非常に上手な作文と思うのでありますが、これだけじや物足らない。
○竹中七郎君 芦田首相は施政演説におかれまして、先ず内外の重大なる情勢を説かれ、我が國再建の前途は幾多の難関が横たわつている。何とかしてこれを突破しなければ民族の前途は滅亡の外はない。我々國民は一体となり困難を克服するより外みずから救う途はない。
なお、昨年関東・東北地方に起つた大水害の対策につきましては、すでに三党政策協定においても、また過般の首相演説の中にも、緊急対策として取上げられておるのでありますが、追加予算にも計上ざれず、また暫定予算等にも計上見込薄とのことでありますが、このことはわれわれの不審とするところでありまして、政府の所信及び対策の現賦について誠意ある御回答を願いたいと思うのであります。
芦田内閣は成立とともに首相談話を発表して、新内閣の重要な使命は外資の導入による経済の再建と対外信用の回復にあるとし、わが國をめぐる四囲の情勢は從來に比し多量の物資輸入を期待し得る画期的な時代にあると思うと声明し、さらに過日の施政方針の演説のうちにも、同様のことが述べられたのであります。從つて外資導入は、芦田内閣の志す当面最大の目標と言えるでありましよう。
これに対するところの答弁は芦田首相並びにこれも加藤労相より承りたい。 更に又、國富調査院の問題がこの三派協定において論議されたのでありまするが、果してこれは如何なる性質のものであるか、國民ははつきりしない。或いは第二の財産税を取られるのじやないかといつて非常に心配しておる。その内容について、その当時御列席になつたところの岡田運輸大臣から一つ御答弁を願いたい。
過日片山首相の名前を以て、官吏の服務紀律の励行をすべきことを指示せられておりますが、これはどういうふうに取扱つておるのでありまするか、この実際を見ましても、官吏が多数組合を作つて、そして法規的には差支えないかどうか知りませんが、計画的にサボをやり、計画的にストライキをやつておるというような事実は、実は國民が甚だ迷惑とするところであります。
一昨日芦田首相はその施政方針演説において國民の側から言えば、芦田内閣の生命であり、その存在理由とも言うべき三党政策協定の内容が明確になりません以上、協力しようにも力の入れどころがないというような感じを持たざるを得ないのであります。ところが、そういう重大な三党政策協定の内容につきまして、從來明確な発表がなかつたのであります。
政策を否決せられて内閣を投げ出した者を次の内閣の首相にするのが適当であるかないかは、政治倫理の一端でも弁えておる者ならば、ただちにわかるはずである。これがわからぬというのなら、頭がどうかしているのである。(拍手) 要するに、片山内閣総辞職後の政権は自由党が担当すべきものであります。これは國論の大勢でありまして、民主党が引受くべきものであるという意見は現われたことがない。
六・三制にいたしましても、これは文化教育の優先性を認めるということは、けだし文化國家の一つの條件であるというふうなことを考えますがゆえに、これも何とかしてこの場合に御審議を願いたいと努力をいたしましたが、ついにその事に及ばずして、まことに遺憾にたえませんけれども、災害の復旧並びに六・三制のこの費用の捻出等につきましては、ただしま芦田首相もこの事に関して努力中でございます。
そして前にも民主党総裁であり、今日も引続き民主党総裁である芦田首相のこの点の見解の変化をみたことについてのひとつ御答弁を願いたい。
それで私はそのときから考えておつたのでありますが、少くとも片山内閣の副総理であつた芦田首相は、片山内閣は何と言いましても政治的に行き詰つておる。政策に失敗して退却し、民意が離れて退却したという結論にならざるを得なてのであります。
ただいま外資導入のきわめて具体的なことは、ここで申し上げることを少しはばかるのでありまして、これはなお外務大臣たる首相ともよく相談した上で、お答えをいたしたいと思うのであります。いろいろ内外の関係等もございまして、具体的なことを申し上げることはちよつとお控えをさしていただきたいと思うわけであります。
しかし共産党の攻勢は旺盛でありまして、佛國においては、シユーマン首相は、最近フランスの共産主義者はチエツコ式のクーデタをすぐ実行する計画はないが、心配なのは、近隣諸國で社会的混乱が起つたときにそれが傳染する危險である、われわれはすでに行政及び警察機構を強化したから、國家体制を内部から轉覆させようとするような暴力企図を防止する自信はあるがしかし、もちろん危險は存在しておるのである、殊に共産主義者は到る
本予算案を審議するに際しまして、一應首相の施政演説を承つた方が都合がいいかと考えるのでありますが、この審議は相当に急いでおられるとも言われておりますので、やはりその首相の施政方針演説とにらみ合せて審議を進めるベきであると思いますが、大体いつごろその施政演説をやられる方針であるか、伺つておきます。
それは先達ての首相指名の問題に關する両院協議會の問題なのですが、両院協議會において、こちらの参議院の代表として出られた協議委員の首相指名に對する協議の際の理由ですね、その理由にはこれは相當問題があると思うのです。
○參事(河野義克君) それから勞働委員會、治安及び地方制度委員會、厚生委員會及び司法委員會から、先に議員の派遣を要求し、議場で許可の議決があつたのでございますが、丁度首相指名、その他にぶつかるような慮れもあるので見合わしておつたり、或いは見合わせたいという希望を持つておつたりしていたのでありますが、大體首相指名の日にち等も決つたので、派遣期間を變更して、大體委員によつて違いますが、この下旬から行くような
議長から先程御説明があつたことも、首相から話があつたからということでなしに、首相もそういうように兩方でやつて貰いたいということを言われたという事實を報告されたに過ぎないのであつて、その根本は今木下委員の言われたところから發しておるものと思います。 それではこの程度で委員會を閉じまして、懇談會に入りたいと思います。議員及び事務局以外の方は御退席を願います。
首相がそういうふうに依頼したから衆議院と参議院の權限は同じだということは、私はおかしいと思う。首相が、依頼した、せんに拘わらず衆議院、参議院は同等の權限を持つておるということが當然でなければならんと思う。
○木下辰雄君 今の、首相がそう言つたからそういうように解するというふうに聽きましたが、首相が言つた言わんに拘わらず、こういう問題については、衆議院、参議院は同等の權限があるということを私ははつきりと決めたいと思う。
もうすでに幾度も第一國會の本會議、或いは淺岡議員の受入態勢の質問の際、或いは今度の首相の施政方針に對する佐々木議員の質問にも、亦私の質問に答えても、厚生大臣は本會議において都合四囘、この更生資金の問題を口にされているのであります。つきましては、この際はつきりしたところを伺いたいというのが私の質問の趣旨であります。